2023年度イングランドセミナー2日目の活動報告

2024年3月25日

本日はイングランドセミナー2回目の報告をさせていただきます!

今日からは、昨日ホストファミリーと対面した建物の隣のFAIRKYTES ART CENTREに集合しました。イギリスでのホームステイ初日はどうだったでしょうか。
朝集まったときは、まだ緊張している、英語はなんとか聞き取れるけど喋るのがなかなかできないと話している生徒もいました。
日本人とイギリス人のコミュニケーションの間合いや考え方は違いますし、それを慣れない英語で最初から意思疎通をするのは難しいことです。うまくいかないときに何ができるか。どうやってそれを乗り越えるかもこういった海外セミナーの醍醐味でもあります。生徒たちには粘り強く英語でコミュニケーションをとり続けて、一回りも二回りも成長していって欲しいです。




生徒は2グループに分かれて、ESL(English as a Second Language)の授業が始まりました。それぞれAnne先生とJanys先生が担当します。
ESLでは、自己紹介に始まり、午後に近くのスーパーマーケットで買い物をするのでイギリスのお金(通貨)やイギリスの文化、翌日訪れるケンブリッジについて、クイズや発表形式を織り交ぜながら進んで行きました。
イギリスの通貨の単位にはPound(ポンド)とPence(ペンス)があります。1ポンド=100ペンスです。1ペンスとは言わずに、ペニーと言います。日本の通貨『円』と似ているところがありますが、現在の為替レートが1ポンドがおよそ191円ですので、注意が必要です。
午後のスーパーマーケットを楽しみにしながら生徒たちはESLを受けていました。

 

お昼ごはんは、それぞれのホストファミリーがランチボックス(お弁当)を準備してくれました。イギリスの定番は、ハムやチーズを挟んだサンドウィッチ、りんごやバナナなどのフルーツがほとんどです。中には、小さなサイズのポテトチップスを入れてくれるホストファミリーもいます。
フルーツは日本の方が美味しいと言っている生徒が多いですね。種類が違うというのもあるのですが、りんごは日本の方が甘いと話していました。ランチボックスの量が多かったり足りない場合、自分たちが思っていることをホストファミリーに伝えるようにと生徒たちには話しています。日本人のように態度や表情から気持ちを察する文化ではないので、とにかく自分たちが思っていることを言葉にして伝えることが大事です。

午後は今回のイングランドセミナーの拠点地ホーンチャーチの街を歩きながら、近くのスーパーマーケットに買い物に行きました。ホーンチャーチはロンドンの近郊にある街です。イギリス全体の人口はヨーロッパ系の白人が約70%と言われています。その他はアジア系、アフリカ系、中南米系など様々な人種が暮らしています。ロンドンでは白人の割合が50%以下で、まさに多民族の街。ホーンチャーチの街を見渡すと様々な人種がいて、アジア系、イスラム系などそれぞれのルーツのレストランやスーパーも見られます。

今回生徒たちが訪れたのは、街のお菓子屋さん、スーパー、1ポンドショップ(日本でいう100円ショップのようなところです)。生徒とも話していたのですが、日本の100円ショップの商品の独創性と質の高さは本当にすごいと思います。スーパーは「Sainsburry’s」といい、イングランドで広く展開されています。生徒たちは、3人以上のグループになって1時間ほど買い物をしました。生徒たちは、スーパーの品揃えの多さと値段に驚いていました。最近は日本でも海外から輸入したお菓子やジュースを買うことはできますが、日本では見たことがないものを買っていました。中には、色んな種類の味のコカコーラを買っている生徒もいました。(ちなみに、同じ種類のコカコーラでも国によって味が違うそうで、コカコーラの飲み比べをするのが面白いそうです)

またイングランドは紅茶と一緒にビスケットを食べるので、ビスケットの種類がとても多いです。これも文化の違いですね。お菓子やジュースの値段は、日本よりも多少高いです。生徒たちはイングランに出発する前の為替レートの高さにも驚いていました。そしてヒースロー空港で売られていた700mLのミネラルウォーターが3ポンドもするのにかなりの衝撃を受け、何も買えないのでは…とみんな心配していました。ですが、このスーパーでは500mLのコカコーラが1本あたり1.25ポンド、水も500mLで50ペンスほどだったので、生徒たちはちょっとホッとした様子でした。海外でお土産を買うのは、現地のスーパーでお菓子などを買うのがおすすめですね。生徒たちが午後の買い物を楽しんでいたようで安心しました。ちなみに、生徒たちの様子を見ながら野菜やお肉などの値段を日本と比べてみたところ、野菜やお肉は日本と同じくらいの価格でした。
私も少しホッとしました。日本でも同様なのですが、イングランドでは野菜や肉などの原材料を加工したもの、サービスが加わったものがとても高額になります。
また、スーパーの中にはムスリム向けの「ハラール(Halal)」食材がありました。ハラールは、イスラム教の中で「許されている食材や料理」を意味します。イスラム教は、その教えに沿った特別な方法で処理された鶏肉や牛肉などを食べます。ムスリム系が多いロンドン近郊では多くのスーパーでハラールが売られています。日本でも地域によってはスーパーでハラールを見ることができますが、規模はイングランの方が圧倒的に大きいです。これも文化の違いですね。
生徒と一緒にスーパーで買い物をしながら、文化の違いを考えた午後となりました。

本日はここまで、続報をお楽しみに!