中1体育 剣道の授業

2025年6月18日

現在、中学1年生の体育では、日本の伝統武道である剣道に取り組んでいます。本校の剣道授業では、安全を第一に考え、防具をつけての打ち合いは行いません。しかし、剣道で最も大切にされている「礼法」を重んじた授業を展開しています。
 
授業の始まりと終わりに行う「黙想(もくそう)」は、生徒たちにとってとても新鮮な時間です。剣道場に響くのは、ただ静かな呼吸の音だけ。この音のない時間の中で、生徒たちは心を落ち着かせ、自分自身と向き合います。集中力を高め、精神を統一するこの時間は、日常生活ではなかなか味わえない貴重な体験となっています。
 
実技試験では、「足さばき」「三挙動の面打ち」「踏み込みの面打ち」などの基本動作に加え、「座礼」「立礼」などの細かい所作も含まれます。生徒たちは、明日の試験に向けて、友だち同士で、ポイントの確認を入念に行う姿がみられました。ここまでの練習に自信を持って、明日の試験に臨んでほしいと思います。
 
剣道の授業は明日で終了となりますが、これからも生徒たちが体育の授業を通して心身ともに大きく成長できるよう、安全に配慮しながら、充実した授業を行っていきます。