カナダセミナー9日目の報告 その1

“エアドリーでの12本の架け橋”
カナダセミナーは、後半の9日目に入りました。生徒たちは、2日間の休日を十分に満喫し、とても清々しい顔で学校に登校しました。本日は、毎年行われるカナダセミナーのプログラムの中でも、最も重要な位置付けとなる日になります。午前中に2軒の老人ホームへの訪問があるからです。
今年訪れることになった2軒の老人ホームのうち、最初に訪問させて頂いた老人ホームは、湘南学園生の訪問が初となる Cedarwood Station という老人ホームです。そして、2軒目に訪問させて頂いた老人ホームは、今回が3度目の訪問となる Airdrie Care Community という老人ホームです。どちらも大変素晴らしい訪問と交流になりましたが、本日は、1軒目に訪問させて頂いた老人ホームでの様子を詳しく紹介させて頂きます。
Cedarwood Station 老人ホームは、海外からの訪問はもちろん、地元地域の学生たちからの訪問もあまり受け入れたことがない老人ホームようで、今回の私たち日本からの訪問をとても楽しみにして頂いていたようです。生徒たちは施設に入ると、約30人ほどのお年寄りの方々を目前にして、やや緊張気味の様子でした。しかし、さすがは湘南学園の生徒たちでした。ひとたび交流が始まると、生徒たちはみな、物怖じすることなく、集まって頂いた方々の前に歩み寄り、腰を低くしながら、とても優しそうな表情で自己紹介を始めました。そして、それぞれが準備してきた日本文化の紹介や、あやとりやけん玉を用いて、一時の交流の時間を楽しみました。交流の途中では、気を利かせた生徒の一人が、カナダ人の生徒たちと共に、この日のために現地学校で作った折り鶴を、一人一人ご老人の方々に手渡していく場面なども見られ、施設は大変和やか空気に包まれました。
束の間の交流の後は、いよいよ恒例の歌の披露です。今年老人ホームで披露する曲は、1曲目が英語による
“A Whole New World”、そして、二曲目が “Country Road” の日本語版による歌の披露です。日本では「耳をすませば」の主題歌にもなっていることから、我々日本人にはよく知られた曲です。私たちは、Country Road の日本語による曲の披露が終わるとその瞬間に、英語による歌詞のさびの部分を加えて曲の幕を閉じることにしました。その瞬間は、カナダ人の生徒たちも老人ホームの方々も、みな一体となって自然に歌声が沸き起こり、とても素敵な場面となりました。
今回の老人ホームの訪問では、私たちは、多少英語が得意でなくても、そして、英語が少しぐらい苦手であっても、“英語を用いて国際交流ができる” という大きな喜びと自信を、多くの生徒たちが抱いてくれた瞬間となりました。別れ際には「また絶対に来てね!」と多くの方々に声をかけて頂き、湘南学園生たちが、日本とカナダの親善大使の役割になった瞬間でもありました。
今年もここカナダカルガリーのエアドリーの地で、生徒たちは、それぞれが “日本とカナダの架け橋” となって、12本の素晴らしい橋を架けてくれることになりました。







