カナダセミナー11日目の報告 その2
午後の活動に入る前の昼休みのことです。何人かの生徒の口から、「もう日本へは帰らず、このままずっとカナダにいたい!」という声がポロポロとこぼれ始めました。このセミナーも今日を含めて残すところあと3日です。残りわずかなエアドリーでの時間を大切に過ごそうと思います。
さて、本日午後のレッスンは、各グループによる『日本文化のプレゼンテーション』から始まりました。どのグループも日本独特の文化や生活習慣を紹介するタイトルとなっています。
【 2026年度カナダセミナー『日本文化のプレゼンテーション』のタイトル 】
① About the Four Seasons in Japan「日本の四季について」
② Japanese School Uniform「日本の学校の制服」
③ Japanese School「日本の学校」
④ Sacred Sites for Japanese Anime and Manga「日本のアニメと漫画の聖地」
⑤ About Japanese Money「日本のお金について」
⑥ Japanese Traditional “KUUKIYOMI”「日本の伝統的な “空気読み” 」
全てのグループのプレゼンテーションが終わり、ビッキー先生とオリビア先生を中心に、2つのグループが最終日の Farewell Party で再び発表する代表に選ばれました。今回代表に選ばれた2つのグループは、③ Japanese school「日本の学校」と⑥ Japanese Traditional “KUUKIYOMI”「日本の伝統的な “空気読み”」のグループです。
「日本の学校」を紹介したグループが、「日本はかつて黒のランドセルが男の子、赤のランドセルが女の子のものと定番になっていました。しかし、今では男女間で特に色は問わず、何十種類ものカラフルなデザインをしたランドセルがあります。」ということを、スライドを上手く使いながらプレゼンすると、そのかわいさと良質なデザインの日本のランドセルにカナダ人の生徒たちから歓声が挙がりました。また、日本の学校では、生徒たちが、毎日放課後に掃除をする習慣があることをクイズ形式で紹介すると、カナダ人の先生や生徒たちからは「まさか信じられない!!」「絶対あり得ない!」といった驚きの声が挙がりました。
「日本の伝統的な “空気読み”」をタイトルにして発表したグループは、我々日本人の中でもあまり理解されていない京都特有の会話の中での風習を紹介してくれました。京都では、お客さんが家に来て長話をしている時、もうそろそろこのお客さんに帰って欲しいと思うと、その気持ちを伝えるために、「良い時計してはりますな。」と言うそうです。その言葉の意味は、「時計を見て、今何時なのか分かって下さい。そして、そろそろお帰り下さい。」という意味なんだそうです。京都には、こうした「空気を読んで行動して!」ということを相手に伝える独特で遠回しな表現があることをプレゼンで伝えてくれました。外国人だけでなく、京都以外に住む日本人にとっても、こうした表現はあまり馴染みがないかも知れません。
今年のカナダセミナーでの『日本文化のプレゼンテーション』は、昨年と同様にどれもとても興味深いものでした。プレゼンテーションでは、その中身や内容の独自性や発想力が大切になることはもちろんですが、聴衆のことをしっかりと考え、聞き取り易さや分かり易さなどの要素もとても重要となります。カナダセミナーを通して、生徒たちが英語力だけではなく、社会に出た時のプレゼンテーション能力の向上のきっかけにもなってくれれば幸いです。







