理科

<教科の特色>
湘南学園中高理科科では、中学で「理科1分野」、「理科2分野」に分けて授業が行われます。高校生になると、1年生では「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」の3分野を学習し、2年次より理系・文系に分かれ、より専門的な内容を学びます。
6年間の学習を通して、大学受験に必要な力を身につけるだけでなく、社会に出たときに物事を論理的に考え、科学的な視点を持って取り組める力をつけることを目標としています。そのため、新しいことを知って「ふーん」と納得するだけでなく、できるだけ多くの「どうして?」を考えられるように、実験や観察を多く取り入れ、日常生活との関連を意識しながらさまざまな問いかけをしていきます。
また、実験設備の拡充も行っています。1人1台使用できる顕微鏡をはじめ、新しい実験設備がさらに理科への興味・関心を高め、理解を深めてくれることでしょう。
<こだわりポイント>
理科の教科全体で取り組んでいることとして、中学1年生から高校2年生までの各学年で行う、実験・観察後に本格的なレポート作成とその指導があります。各分野それぞれで必ず行いますので、生徒は年に2~4本のレポート作成を行うことになります。目的や方法、結果のまとめはもちろんですが、実験結果から考えたことや導き出されたことに加え、より深く調べてわかったことなどをまとめる考察や参考文献・参考URLなども書かなければならない本格的なものです。特にインターネットを用いて調べる場合は、情報の精査や取捨選択が正しくできるような指導もしています。
その他、「夏休みの課題特別展」として、夏休みの課題のうち優秀な作品を学園祭で展示する企画を毎年行っています。例えば、中学1年が「地層の観察」レポート、中学2年は自然エネルギーや再生可能エネルギーに関する理科工作/自由研究/国内の環境問題ポスターの中から1つを選択、中学3年は自由研究(実験や観察をして数値データをとり、表やグラフにまとめて考察を述べる)または環境ポスター(世界の環境問題を取り上げた英文サイトを翻訳して紹介し、自分の考えをまとめる)という具合です。これらは各学年について毎年同じテーマが出題されます。今年の学園祭でも、多くの在校生、保護者の方、一般の来場者の方々にご覧いただき、高い評価をいただきました。
自由研究のうち、優秀なものについては本人との相談のもと、外部大会での研究報告に挑戦することもあります。2018年度にはサイエンスキャッスル関東大会に中学3年生の生徒3名がチャレンジしました。その際、優秀ポスター賞を受賞した研究については、さらに内容を深めて発展させ、2019年度シンガポールで行われた国際大会にて、英語でプレゼンテーションを行いました。その成果を全校集会でも報告しています。理科教員はもちろんですが、ネイティブの先生にも協力してもらい、教科を超えて生徒たちをサポートしています。
今後も生徒たちの探求心を育み、前向きに挑戦していく気持ちを大切にしていきたいと考えています。

 

<中高の学びの流れ>
理科1分野では、身近な現象や物質を通して、本格的な物理・化学へと進んでいくための基礎的な内容を学習します。
中学1年生では、はじめに「基本的な実験器具の使い方」、続いて「身の回りの物質」について学習していきます。
理科2分野では、生物と地球科学の分野を地球と生命の歴史に沿って学習していきます。
中学1年では、身近な生物や岩石、地層などの観察を通して、それらに対する興味や関心が広がるような内容から学習していきます。できるだけ本物を観察することと、科学的思考力を高めることに主眼を置いています。
中学2年生では、理科1分野を2時間(*2018年度入学者より)、2分野を2時間学習します。また、中学3年生では、1分野・2分野ともに2時間ずつの授業となりますが、高校の理科の内容を一部先取り学習します。
高校1年では全員必修で「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」をそれぞれ2時間ずつ学習し、高校2年より理系の生徒は「化学」を必修とし、理科選択として「物理」、「生物」を選択履修します。文系の生徒は「生物」を履修します。高校3年生では、目前に迫った大学受験を見据え、入試問題の演習などを多く取り入れた授業を行うとともに、生徒の実力を養い、中高6年間の学びのまとめを行います。