第173回 大学入試センター試験が終わって

2011年1月17日

この土・日曜日は、「大学入試センター試験」の当日でした。
今回のセンター試験には、全国で約56万人もの高3生と浪人生が出願しました。関東地方はまだ天気に恵まれた方でしたが、全国的に厳しい寒さにおそわ れ、日本海側や北海道を始めとして大雪や強風の地域も相当に広く、受験生諸君は公共交通の心配も重なって本当に大変でした。

この全国規模の共通テストは、それ以前の「共通一次試験」が改組されて1990年に始まり、毎年続けられてきました。国公立大学の一次試験にあたるとと もに、多数の私立大学もこの枠を利用した選抜を組み込むようになりました。様々な問題点が指摘されながらも、全国の受験生の前に立つ大きな関門として重要 性を増してきたのです。

学園の高校3年生の大部分の諸君も出願しました。推薦入試合格などで実際には受験しない諸君も出ますが、大多数の諸君にとってはこの受験がその後の連続受験の大事なスタートとなったのです。

高3の諸君は、12月の途中で通常授業が終わり「指定登校期間」に入っています。その後5教科諸科目の「センター講習」が校内で開講され、年末年始もこ れまで通り登校して自習に励む諸君の姿もありました。元旦に自習で登校した諸君が20名以上もいたそうです。先週も間際まで直前練習などが行われました。 各自懸命に追いこんで当日本番を迎えたのです。

今日は高3の指定登校日で、センター試験の自己採点が行われます。それぞれの結果に一喜一憂もあるでしょう。でも上手に気持ちを切り替えて今後も続く長いたたかいに、強気に臨んで欲しいと思います。

在校生もセンター試験に注目していることでしょう。試験問題の抜粋などは全国紙にも掲載されます。高2生や高1生が受験生と同様の環境でセンター試験問題を模試として受験する催しもあり、本校の高2・高1諸君も多数の人数参加しました。

いよいよ大学入試シーズンたけなわです。高3諸君からの朗報が次々と届くことを期待して、限りないエールを送りたいと思います。