第158回 合唱コンクールに寄せて(その1)

2010年12月14日

合唱コンクールは、高校・中学それぞれ毎年1月に行っています。
年度最後の大きな学校行事であり、各クラスが一年間の総決算として級友の力を合わせて取り組むイベントです。

今年度は1月25日(火)で、例年通り「鎌倉芸術館」をお借りし、午前中に「高校の部」、午後に「中学の部」を行います。高校は高2と高1の全クラスを合わせた審査を行い、中学は各学年ごとに審査を行います。

合唱コンクールは、「新入生歓迎会」「体育祭」「学園祭」と同じように生徒会行事として位置づけられており、中高別の実行委員会が運営します。
当日の進行や運営を始め、審査員の先生の決定、審査方法、賞の設定、楽譜の集約、楽器の使用許可、クラス練習の時間割と場所、入退場の流れなど細かな運 営事項を自分達で話し合って計画します。前年度までの実績がもちろんありますから、それにまず依拠しつつ、更に今回ならではの企画や工夫を入れて、準備~ 実行するのです。歌う順番はくじ引きで決められ、パンフ作成も各クラスへの取材などを経て立派なものが作られます。これは学園祭の時と同様です。

審査員をこれまでも務めた経験がありますが、実行委員会から立派な「楽譜集ファイル」や「審査表」が事前に渡されます。歌う順番に全楽譜が見出しを付けて閉じられ、集計用紙も万全の書式で、そこにも実行委員会の意気込みを感じます。
この合唱コンクールも、生徒諸君の自主性と積極性が存分に発揮される、生徒手作りの大切な学校行事になっています。毎回、おおぜいの在校生保護者の皆様が鑑賞に来られます。またご希望のある学外の方々にも鑑賞の機会を設けております。