第128回 高校2年生、2度目の幼稚園訪問実習

2010年11月6日

高校2年生は、今日から「家庭基礎」の授業の一環で、クラス毎に学園幼稚園へ訪問実習に出かけます。
今回は、6月の訪問に続いて第2ラウンドの実習にあたります。生徒諸君は前回の反省を踏まえた問題意識を持ち、より充実した関わりを求めて取り組むことでしょう。1回目の時に持った感想や考え方を、さらにそれぞれ深めてくれればと願っています。

幼稚園の施設や環境を観察し、園児の生活を観察し、園児と楽しく遊んで、訪問後にはレポートをまとめて提出します。
生徒諸君にとってまず嬉しいのは、園児達が、お兄さん・お姉さんの到着をいかに楽しみに待っているかを目の当たりにすることです。
年少児から年長児達の 遊びの仲間に入れてもらい、園児の名前を呼び、童心に帰って一緒に遊ぶことで、子ども達の可愛さに改めて気づき、自分達の幼少時代をも思い起こすことで しょう。
また親の気持ちにもきっと気づくはずです。親御さんに対する感謝の気持ちを改めて自覚していく年齢です。またいずれ将来には、自分達も母親、父親になることへの思いをはせることでしょう。

こうして考えると、この訪問実習には、とても深い教育的意味があると実感されます。湘南学園が「総合学園」の利点を生かして長く実施してきた独自の体験 授業であり、学園幼稚園の多大なご協力とサポートを受けて続けてきたこの実習を、これからも大切にしていきたいと思います。

一方来週から、高校3年生の家庭科の授業では、「和室のマナー」の実習が行われます。PTA松が岡邸の和室で、茶道の先生3名の方にも来て頂いて、クラス毎に2時間の指導を受けます。
中心となる師範の先生は、金子貞夫様です。PTAの茶道のサークルのご指導を続けておられ、豪州ノックス校ご一行の来日時にも、日本文化のカルチャー講 座で茶道のご指導をして頂きました。お花や踊りにも造形の深い素晴らしい方です。今回も多大なご負担をかけますが、生徒諸君の充実した実習が期待されま す。