第837回 大雪の後の新入生招集におわび

2014年2月17日

先週末は、その前の週に続いて大雪に直撃されました。記録的なドカ雪であり、全国各地に大変な状況をもたらしました。

本校ではまず金曜日に、激しくなる雪の中で、午前中授業で終了~全校一斉下校の措置をとりました。帰宅までの下校では、在校生それぞれの何時にない苦労があったことでしょう。私も帰宅時に最寄り駅の状況の厳しさに決心して、吹雪の中を徒歩でトボトボと帰宅しました。足下の新雪に翻弄されながら、クルマは少なく、同じく徒歩の人びとに無言の連帯を感じながら帰宅できました。

深夜からもう眠れずに、テレビやネットで情報を集めました。屋外の景色には言葉を失うばかりでした。早朝にこの日の臨時休校を決め、新入生の招集については、総合的に検討して時間を遅らせての開催を決定しました。
再び徒歩で最寄り駅まで50分近い道のりでしたが、バスは全面運休し、クルマもごく少ない中で、実に大勢の人達が徒歩で駅へ向かう光景は圧巻でした。復旧の遅れていた京浜急行や東海道線も何とか動き出し、晴れ間ものぞき始める推移となりました。鵠沼海岸駅から学園までの道はまだまだ雪いっぱいで、わだちの跡をやはり頼りにして到着しました。

 

午前の外部入学生招集は、1時間30分遅れの10時50分集合で実施させて頂きました。大多数の方々にお集まり頂き、学園到着までそれぞれのご足労はいかばかりだったかと、また受験を経て新たに入学する皆さんとの大切な出会いの場がこんな苦労を経てと、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。それでも入学される喜びにあふれ、何度も説明会や学校行事でご来園して下さった懐かしい小学生と保護者の方々も大勢いらして、お祝いのお声をかけることが出来ました。

午後の内部進学生招集は、1時間遅れの14時20分集合で実施させて頂きました。学園小学校から内部進学する皆さんと保護者の方々であり、中高にお兄さんお姉さんがいたり、卒業生の保護者や、PTA&カフェテリア等で多大なお世話を頂いている方々も少なくありませんでした。内部生もガイダンスによく集中していました。厳しい選抜入試をくぐって入学する新しい仲間と、活気ある新しい学年集団をつくっていってくれることでしょう。

両方とも校長挨拶と、ガイダンス及び事務連絡を教務主任などから行いました。春休みの宿題は特に気になったことでしょう。両方で1月合唱コンクールの中3の部・優勝クラスの素適なコーラス披露を予定していたのですが、また更にそのクラスにはお姉さんお兄さんがいるご家庭もあって楽しみにされていたのですが、歓迎の合唱を出来ずに本当に申し訳なかったです。その後、学校所定品の予約申し込みや写真撮影などでアリーナの中を巡回して頂きました。

 

今度の新しい中学1年生は、手続き率が予想を越えて高く、内部進学生の人数も例年より多めだったことから、予定していた5クラス編成にすることが出来ずに、6クラス体制にてスタートすることになりました。
先月に成人式を迎えた学年とその上の学年の時以来の6クラスの学年となります。教室配置や学校行事などでハンディが生じることが申し訳ないです。
先輩達の時代のように、学年規模と活気を生かせる取り組み、精いっぱいの関わりに努めていきたいと願っています。真新しい制服に身を包んで4月の入学式を迎える新中1の皆さんとの再会、新しい出発を楽しみにしております。