第853回 女子部員の大活躍から~バスケットボール部

2014年3月7日

学年末試験の最終日です。心身の疲労にまけずに最後の科目までベストを尽くして試験に向かってほしいものです。

 

今日は、この間の在校生の活躍の中から、高校2年の女子バスケットボール部員の大活躍について紹介いたします。
副キャプテンの志賀なつみさんです。彼女は、昨年夏の日本・韓国・中国3か国交流事業のメンバーに選出されました。神奈川県が中心となって友好提携先である中国の遼寧省、韓国の京畿道とチームを組み、「三県省」の青少年がスポーツの親善試合や交流イベントを通して相互理解を深め、国際性豊かな人材の育成を図る試みでした。サッカーとバスケットボールの2競技が対象で、バスケの県選手12名に選ばれ、8月下旬に4泊5日で韓国の京畿道へ渡航して大いに活躍しました。現地では、韓国や中国の同世代の選手と翻訳アプリを使ったラインも含めた会話を楽しみ、貴重な交流や現地訪問ができたそうです。

先月の中旬には、関東高体連バスケットボール専門部による「強化練習会兼U-18候補選考会」に向けて、神奈川県からたった4名の枠の選抜選手(関東ブロックエンデバー参加選手)に選ばれ千葉県へ遠征する予定でした。残念ながら大雪のためにこの会は中止になりました。
他方では昨年2月、国体予選会後の神奈川県ジュニアBチームの選手となり、3月の強化練習会に参加しました。今月にはこの後栃木県へ遠征して強化合宿に臨みます。
志賀さんは、このように県内屈指の優秀選手のひとりとして選抜され、バスケ部全体の誇りにもなりました。体力テストで学年トップの成績を何度かとった運動神経を生かし、長身を生かした積極的なプレーで、中学から始めながら一気に頭角を現したのです。

 

彼女は理系コースに在籍して、学業も優秀な成績をとっています。特に英語が得意であり、昨年夏には豪州セミナーに参加しました。ご家庭では中国昆明市の大学生やメルボルン市ノックス校の高校生の受け入れで、ホストファミリーを引き受けて下さり、学園のために様々なご協力を頂いています。
大学受験の学部希望も明確でした。通学にかなり時間もかかる中で、勉学と部活の両立をよくはかってきたなと感心しますが、部活が規制される試験直前の追い込みで何とかしてきたそうです。今年は第1志望を目指していずれ勉学中心に頑張るそうです。また合唱コンクールでは、クラスのリーダーとして大奮闘し、仲間と素晴らしいコーラスを実現していました。

 

バスケットボール部はめざましい成果をあげています。特に高校女子は2年連続で新人県大会へ出場し、創部以来の県大会勝利を収めて(県ベスト32)盛り上がっています。同じ学年に8名の女子部員がいて、「自分よりももっと通学負担が大変なのに頑張っている仲間がいます」とチームメイトを思いやる優しい姿がありました。様々な分野で達成感を重ねてきた彼女です。将来の大きな夢も実現できるように、これまで培った力を発揮してほしいと思います。