第74回 湘南学園の新しい学園長:仲本正夫先生

2010年7月8日

昨日は、今年度から始まる「湘南学園てらこや」をご紹介しました。そして夏休み中に行われる第1回・第2回のプログラムを、仲本学園長先生が担当されることをお伝えしました。

仲本正夫先生は、この春から湘南学園の学園長に就任されました。
先生は、約10年前まで埼玉県の私立高校で数学の教員をされていた方です。「数学が大嫌いな生徒たち」に「数学の面白さ・奥深さ」を理解させる、独自の 教材開発と粘り強い教育実践が注目され、その実践記録をまとめた『学力の挑戦』という本を出されて、当時広く注目されました。私も学生時代にこの本を読ん で深い感銘を受けました。その後大学で教鞭をとられた事もありますが、このたび縁があって学園に着任して頂きました。先生のご挨拶はこのサイトの「学校法 人」~「学園長」の所に載っていますので、ご覧下さい。

先生は子ども達が大好きで教育を生き甲斐にしてきた方です。中学生の放課後指名補習を見学に来られた時に、数学に取り組む生徒達に寄り添い見ているうち に、いつの間にか指導に加わって下さる姿がありました。この補習は二名の教員がチームで指導をしていますが、三人目の担当者として入って下さったのです。 また先生は、釣りがご趣味です。大好きな渓流釣りがしばらく出来ないさびしさをお話になったこともありました。

上記のご挨拶で先生は、「湘南学園では幼稚園から高校まで、21世紀の大学や社会が求めている幅広い学力やコミュニケーション能力などを備えた豊かな人 格を形成する教育が探究されている」と述べられ、いま創立80周年へ向けて、全学の連携強化、「チーム湘南学園の活性化」を進めようと様々な取り組みを リードして下さっています。7月13日には、幼・小・中高合同の第1回ミニ教研(総合学習を通して交流しよう)も開かれることになっています。
仲本先生は、どんな場面でも様々な意見を傾聴し尊重しながら、全体の合意を広げようとされています。湘南学園は、新たな学園長のもとで、学園教育の優れた伝統を受け継ぎ、さらに豊かに発展させていこうとしています。