第868回 閑静な通学路~藤沢市の鵠沼地域

2014年4月16日

湘南学園の所在地は、藤沢市の鵠沼松が岡です。
最寄り駅は、小田急線の「鵠沼海岸駅」、または江ノ電の「鵠沼駅」になります。ともに学園まで徒歩で約8分、信号が1つもなく、閑静な住宅街を通って学園へたどりつけます。安らかな気持ちで登下校できる素適な環境です。

 

藤沢市は南北に長い大きな都市ですが、「鵠沼」はそのうちJR東海道線の南部の中央に広がる地域を指します。東は「境川」、西は「引地川」に囲まれ、南は「相模湾」に面する地域です。江の島に近い海岸沿いは多数の観光客が訪れますが、一歩内部へ入ると小さな道路が入り組み、クロマツの木が生い茂る、緑と花に包まれた地域が広がります。
明治時代以後、東海道線、江ノ電の開通を機に、海水浴場や別荘地として開発が進み、人口が増加しました。関東大震災を機に、都内から政財界の有力者や文化人なども好んでこの地域に転居し、高級住宅街の色彩が強まりました。
高度経済成長の時代以後、郊外住宅を求めて移住した世代とその二世・三世の人達が中心となります。治安の良さも定評があり、住民の方々はこの地域の保全と美化に努めてこられました。建蔽率や建造物の高さ・色彩にも厳しい規制が保たれる地域です。

 

近年は、学園近隣の地域で世代交代が進んでいます。歴史ある大きな邸が取り壊され、分譲住宅が新たに数多く建設されています。小さな変化はありますが、独特の風情は変わりません。初めて湘南学園に来られた人達は一様に、周囲の家々の立派な、落ち着いた地域の佇まいに強い印象を持たれるようです。
いま通学路では、春を待ちわびた花々が次々と開花して、目を楽しませてくれます。来週水曜日の第1回「ミニ説明会」を初めとして、これからご来園して頂ける様々な機会を設けております。その際はぜひ、この鵠沼の地域の風景にも注目して頂きたいと思います。