第915回 秋の学園祭へ向けての下準備

2014年6月18日

先月の体育祭は大感動のうちに終わり、次の大きな学校行事は秋の学園祭になります。今年は10月初めの土日に実施されますが、この時期には一定の下準備が行われるので、今日はそれを紹介いたします。

 

学園祭は、中1から高2までの全クラスの参加をベースに、文化部の参加や自由企画などがあり、実行委員会を中心に中央企画も組まれます。PTAや同窓会など全学関係者や近隣の方々もお力添え頂く「学園祭」の名にふさわしい全学的な祭典です。

クラス参加は、企画内容が重要です。いくつかの部門賞が設けられ、これまでの経験や先輩達の「伝説的」名企画なども参考に、話し合って具体化していくことになります。今日から生徒会の主催で、各学年ごとの「企画相談会」が連日組まれるのもそのサポートにあたります。

学園祭の参加団体の責任者会議が昨日開かれ、企画書など提出用紙の配布と説明がありました。一方では、各クラスで生徒達を指導する先生方を対象にした「学園祭クラス企画のもちより座談会」が一昨日行われました。担任の先生方がこれまでの経験を交流し合ってヒントとアイディアを交流できるように、生徒と共に企画をつくる上でたくさんの“引き出し”を持てたら、と生徒会指導委員会の先生方が準備していました。

 

自分の高校時代を思い出します。都立高校でしたがクラス替えが三年間ないという珍しい環境でした。三年間同じ名前で「クラス劇団」を掲げ、劇や歌やゲームなど終日出し物を用意する企画でしたが、皆でワイワイ取り組んだのは強烈で楽しい思い出です。行事の全体を仕切る生徒会や在校生の力量と意識では、いまの学園生たちの方がレベルが高いなと感心します。

体育祭や合唱コンクールと違うのは、学園祭の持つ“多様性”の魅力だと思われます。自主的に力を合わせて取り組む経験が大学生や社会人になった時のチャレンジにもつながることをいつも期待しています。