第926回 “首都東京の光と影”を学ぶ~中学3年生の総合学習

2014年7月1日

今日は、中学3年生が東京の都内各地へ、総合学習で出かけます。

“首都東京の光と影”を学ぶこと。・・・・・・今回のメインテーマです。今年は「羽田空港」「オリンピック」「仕事」「伝統」「環境」「医療」「スカイツリー」という7つのサブテーマが設けられました。生徒の興味をひく切り口が印象的です。

 

これまで関連する調べ学習を行い、本日は各班2箇所ずつを基本に訪問先のご協力を頂きます。全35班の行動範囲は広く、訪問先は老舗のお店、地元商店街、様々な分野の事業所、NPO、大学、官公庁、博物館や科学館など多岐にわたっています。A~Eの5クラスがそれぞれ7班に分かれ、どのクラスにも上記のテーマを学ぶ班が揃う編成になっています。学年の先生方は都内各地に分散して、各班の行程に沿ったポイントチェックの体制をとっています。

 

首都東京の現実をさまざまな角度から知り、表舞台で見えにくい部分も垣間見ることが期待されています。
実際に街や現場を歩くことが基本です。問題の改善に日々努力されている方々、地域の広範な人びとと協力されている方々、昔からある江戸の文化を守っている方々などから直接お話を伺い、見学させて頂くのです。

 

こうした校外学習はフィールドワーク(FW)と呼ばれます。FWで聞き取ったこと、学んだこと、考えたことを班のメンバーとよく話し合い、あとでまとめることや交流することが重視されています。

訪問先では、目の前の風景や相手のお話などでよくわからないことがあれば、遠慮しないで「それはどういうことですか」と聞き返したり、質問したりする積極性が期待されます。予想を越えた新たな発見にいろいろ恵まれる、充実した体験学習ができるように願っています。