第1000回 湘南学園カフェテリア~ありがとう1周年!

2014年11月22日

創立80周年を記念して創設された、湘南学園のカフェテリアは、一昨日の11月20日に開業1周年を迎えました。

カフェテリアの献立メニューは、定番と新作を交えて素適なラインナップがいつも注目されます。週ごとに発表され、「カフェテリア・ニュース」が全校に配布されます。そこには食育にちなんだメッセージが添えられています。

先日のニュースには、“何よりも美味しくて、温かくて、しかも栄養バランスに優れ、安心安全な食材、おしゃれ感にも富む・・・・・・5拍子そろった我らがカフェテリア。早いものでもう1周年。NPO湘南食育ラボのスタッフの皆様に感謝しつつ、みんなでお祝いしましょう。”と記されていました。

 

私自身も毎日に近いペースでランチをお世話になっているひとりです。“どちらも食べたい!”とメニューの選択に悩み日もあります。ラボカードをピッと当てて注文し、スタッフの皆様の盛りつけ・配膳の様子もよく見える厨房前でご馳走を受け取り、ラボカードを確認で当てて、トレイを持って座席を適当に決めます。オリジナルな“おふくろの味”が嬉しく、午後の業務のモチベーションが上がる思いにもなります。食べながら談笑する大勢の生徒達の様子を見ながら幸福感につつまれるひとときです。

この一年間で、学園カフェテリアは広く世間の注目を集めました。各種マスコミ、他私学や進学塾の関係者、卒業生諸氏、学食に詳しい方々など多数来園され、実際にランチを召し上がってもらい、感動や賛辞のお言葉を寄せていただきました。ある新聞の社会面トップで紹介していただいた時には、「手料理学食、親心込め」、「保護者ら運営、生徒に好評」、「食材厳選、地元産も」と的確に見出しをつけて下さいました。

カフェテリアのスタッフの皆様は、在校生と卒業生の保護者の方々が大部分です。数多くの学食を視察され、様々な研究と研修を重ねて開業にこぎつけてくださいました。「育ち盛りの学園生に安心で美味しいランチを!」、「卒業生もこの場で旧交を温めてほしい!」、「学園全体で食育の課題を深めていこう!」という尊い志に支えられて展開されてきたのです

 

もちろん運営を軌道にのせていくための諸課題にも直面しています。何よりも出食数の安定と増加が肝要なことです。中高生だけでなく、学園小学生へのお弁当配給も展開されており、小学生や幼稚園児がまとまってランチを食べられる機会も設けられ、PTAはもちろん同窓会や後援会の会合やイベントでも利用機会がいろいろと拡充されています。完食に満たない日の様々なフォローも模索され、定期的に利用実績を分析する際には、中高や全学の「カフェテリア委員会」に教職員も加わって協議し、知恵や企画を寄せ合っています。

開業前のアンケートでは、そこまでずっとお弁当だったというご家庭の割合の多さに驚きました。それでもラボカードの取得は中高全体では9割近くに達しました。毎日カフェテリアを利用してくれ、モニター役を務めてくれる生徒達もいますが、週に1~2回メニューを見て利用してくれる生徒達も多いです。このカフェテリアの存在が結構決め手になって入学を決めました、という新入生のご家庭もあります。

全学的に更にご理解とご利用が広がることを願って、様々な側面からの努力が重ねられ、アイデアを寄せ合って一層の活性化が図られていくことでしょう。

辻理事長がよく語られるように、“ゼロから起ち上げ、みんなの力を合わせて価値ある世界を築き上げる”のが、湘南学園の基本精神であり、独自パワーの根源なのです。

 

さてこの校長通信は、今日でちょうど1000回を迎えました。登校日は毎日発信しようと決めて5年目になります。読者の皆様方から嬉しいお言葉、励ましのお言葉をたくさん寄せていただいて、何とか続けてこられました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後も努力してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。