第1062回 「上野東京ライン開業」のニュース

2015年2月28日

学年末試験直前の週末になりました。そして早くも2月の最終日です。
在校生諸君にとって、この土日の試験準備がはかどり充実するように願うばかりです。

 

さて今日は身近なニュースをとりあげます。日本の、特に首都圏の鉄道網の緻密さには驚かされます。近年は大がかりな再編成が断行され、混雑の緩和や観光の利便が追求されてきました。また日本の鉄道全体の時刻厳守の正確な運転ぶりは、いつも国際的に賞賛されてきました。

「上野東京ライン」が3月14日から開業するというニュースに接しました。北陸新幹線の長野駅・金沢駅間と同日営業になる見込みです。

上野駅を起点とする東北本線(宇都宮線)・高崎線・常磐線と、東京駅を起点とする東海道線を結ぶ「東北縦貫線計画」に沿うルートと列車の愛称が「上野東京ライン」とされました。北は前橋・黒磯・取手・成田、南は沼津・伊東といった遠距離間の相互直通運転が開始され、1本の電車でつながることになるのだそうです。

都心部に通うビジネスマンや学生にとっては、京浜東北線や山手線の凄まじい混雑が少しでも解消されると期待されることでしょう。都心部をまたいで遠距離で移動する際の所要時間が短縮される利便も魅力です。

一方で東京駅始発で座って帰る見通しが厳しくなるなどサラリーマンの個別の悲喜こもごももあります。通過される多数の駅々も辛さを抱えていることでしょう。上野駅の商店街では、北からの観光客や買い物客が通過で減少する心配を抱えながら、横浜など首都圏南部の人達が上野へ直行するケースの増加に期待しているそうです。

 

自分は小6の途中から1年間近く、台東区の入谷に住んでいました。月に1~2回、上野駅そばのアメヤ横町商店街=アメ横に家族で買い物に行くのをすごく楽しみにしていました。信州から上京する際の一番の楽しみは上野駅そばのバイキングのレストラン体験でしたし、池袋など巨大デパ地下で試食しながら巡り歩くことが小6時代の楽しみの1つでした。

今では東京方面へ余暇で行く機会は激減しましたが、東京駅や上野駅の周辺などメジャー地域はもちろん、当時は行けなかった地域に散歩で出かける楽しみは残っています。今度のダイヤ改正で増す利便も生かして、いくつか行きたいスポットを散策してみたいと思いました。