第1301回 鵠沼郷土資料展示室の夏

2016年7月29日

~夏休みの学びに資料展示室の活用を~
 
 先日、湘南学園のOBであり、鵠沼郷土資料展示室を運営されているお一人である内藤さんが来校され懇談をしました。この間開催していた「長谷川路可展~鵠沼が誇る世界的画家」は近年にない大入りとなり、会期を延長したとのことで大変に喜ばれておいででした。
 
 一段落したところで、準備は早くも秋の展示になります。次回テーマは「鵠沼・残したい記憶と記録~古地図探索・今は無きおもかげ」(会期:2016年10月1日~2017年2月15日、会場:鵠沼郷土資料展示室)。

 鵠沼には後世に残したい記録がたくさんあるといいます。次回のテーマでは、なかでも古地図を探し、現在に至る変遷をみてみることに狙いがあります。加えて、今は無き「おもかげ」の記録も展示するといいます。画像は「明治初期の鵠沼村 土地利用と居住者」の古地図からですが、砂山や湖沼が点在しているのがわかります。

 さて内藤さんは休展中の8月に、ある企画を考えました。それは子どもたち、生徒たちの夏休みの学びに、ここ鵠沼郷土資料展示室が保存している貴重な資料を閲覧し活用いただくことでした。8月の水・木・金・土の午後1時から4時まで開室します(画像参照)。内藤さんもその期間中は対応されるとのことでした。多くの方々に、少しでもここ鵠沼の歴史と文化を知っていただき、考えていただく機会にとおっしゃっていました。
 
 この夏の一時、鵠沼郷土資料館でお目当ての資料を見たり、趣のある鵠沼海岸商店街でショッピングを楽しんだり、またその先にある鵠沼海岸でマリーンスポーツをしたり、さらにグルメにと多くの楽しみ方がここ鵠沼にはあります。

 帰りがけに歴史ある閑静な街並みの鵠沼界隈を散歩され、その一角、鵠沼松が岡にある湘南学園をご覧いただくのも路上観察学の1つの楽しみかも知れません。


 * 鵠沼郷土資料展示室(月曜休館、鵠沼市民センター内0466-33-2001)
   アクセス:小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」下車数分
 
 **次回の校長日誌の更新は9月2日になります。素敵な夏休みをお過ごしください。