来週火曜日の体育祭本番へ向けて、今日は「予行練習」を行います。
　体育祭は「短期決戦」のイベントです。今週火曜日から「特別時間割」に入り、青・赤・黄・黒・緑の色ごとに種目・応援・パレードなどの練習を進めています。今日は当日のスケジュールにそって一通りの進行を確かめ、一部の競技は試行して流れをつかみます。その反省を受けて調整やフォローをして本番を迎えることになります。
　「体育祭進行表」のパンフレットを見ると、時刻・用具・進行予定・委員の分担などが詳細な一覧表で説明されています。体育祭実行委員会の人たちの意気ごみと苦労が伝わってきます。

　今年度体育祭の実行委員長を務める、高２の淺井智章君に、昨日忙しい合間をぬって直接聞くことができました。ホットなお話を紹介したいと思います。剣道部のエースの一人であり、勉学は緻密で、皆に愛される人なつこいキャラが印象的な、心優しく頼れる男子生徒です。体育祭の準備期間中は全校で最も忙しい人物ですが、時間を割いてすぐに取材に応じてくれて感謝しています。

　･･････今回の新体育祭でいちばん大事にしたいことは、学校全体の縦と横のつながりを深めることです。「Ｘ～Ｃｒｏｓｓ～」という今年のスローガンに、僕達の願いをこめています。
　自分自身、中学生の時にこの体育祭を通して広く先輩達と知り合いになりました。様々な交流からいろいろ学ぶことがありました。昨年は副委員長をやらせてもらい、来年は委員長もやってみたい！という思いが強まりました。この体育祭を通して先輩と後輩、そしてクラスメイトどうし～「縦のつながり」も「横のつながり」も広げようという呼びかけです。クラス中心の学園祭や合唱コンクールとは違った、体育祭の大きな可能性にいつも惹かれます。学校全体が求心的にひとつになれる画期的な行事だと思います。

　連休中も、実行委員会や各色のリーダーの人たちは準備に大変でした。進行表や招集名簿の作成は特に時間がかかります。学年種目を中心に今回新しい種目も加わっているので、「係と係の連携」がポイントになってきます。それぞれの係の係長もすごく頑張っていますが、係どうしで様子を見ていて、時間の空きができると他の係の応援に行ったり、支え合う姿に感心します。みんなの協力で体育祭を成功させるんだ！という絆の意識があります。
　各色の種目やパレードの練習も、ほぼ順調にスタートしているようで安心しています。各色ごとに高２のメンバーは手分けして高１～中１の４学年のクラスに行って説明と指導をします。今年は本番までの準備時間が少なめなので、ここがスムーズに徹底することがカギなのですが、どの色もみんなの熱意が伝わってきます。
　自分もこの間部活動では、大会や段審査がありました。部活や勉強との両立は大変ですが、みんな元気で励まし合って努力します。今年のスローガンをいつも心にとめて、感動いっぱいの体育祭を実現できるように頑張ります！！