第499回 中学2年生の「特別教育活動」~本校の総合学習から

2012年7月6日

 本日は、中学2年生がクラスごとに校外での体験学習へ出かけるので、その概要を紹介しましょう。 

 毎年度中学2年では、「生活圏におけるさまざまな産業や地域文化、取り組みを知り、そこで働き暮らす人びとの生き方やつながり、協力について学ぶ」という主題のもとに学んでいます。
 今年の中2テーマは、『共生~私たちと「湘南」~』とされています。湘南地域の人びとと様々な入口から出会い交流する中で、人びとが自分の生きる場としての地域を守り育てるために、どのような努力や工夫をしているかを体験を通じて知ります。協力して取り組んでいく難しさ、やり甲斐やその価値を感じて欲しいと考えられています。

 すでに4月から特活委員会が開かれ、担任によってクラスごとのテーマ選定や講演会の依頼先探しと申し入れ、校外学習の訪問先の決定が行われてきました。特活委員の生徒たちとの相談やクラスでの話し合いを通じて、校外学習の内容も具体化されていきました。
 先月末には事前学習として、クラス別の講演会が行われ、各教室ではみんな熱心に講演や資料の映像に集中していました。

 本日各クラスの校外学習のテーマは、以下のように設定されています。
A組 世界中の人びとから愛される鎌倉の魅力を発見しに行こう。
B組 湘南の海を守る人びとやここで活動を行う人びととの交流から学ぼう。
C組 「地産地消」~鎌倉や藤沢で食に関わる人びとの取り組みから学ぼう。
D組 湘南の海のイメージチェンジ~海に関わる生活、問題と努力を知ろう。
E組 湘南の海の豊かさを知る~海に関わる新しい取り組みを知ろう。

 フィールドワーク(校外での体験学習)は、今回大きく2つのテーマ・方面に分かれました。鎌倉住民を支えるNPOの取り組みや、鎌倉野菜など湘南の
食と農に関わる営みに出会うクラスが2つあります。ビーチクリーン・サーフィン・江の島漁業・ビーチマネーなど湘南の海に関わる取り組みや産業に出会うクラスが3つあります。
 地域文化の育成、地域環境の保持など、湘南を愛し、そこで生活し働く様々な方々との新鮮な出会いと体験が待っていることでしょう。生徒諸君にはそれぞれの訪問先でしっかり見て聞いて、動きながら気づき、感じとってほしいと思います。