第1303回 持続可能な復興震災支援

2016年9月9日

~生徒会の「ひまわりプロジェクト」~

 今夏、生徒会風紀環境委員会を中心に、「あなたも ひまわりを植えませんか」の呼びかけがなされ、その取組みが行われました。ポスターをご覧いただければ、そこには「ふくしまとみんなをつなぐ ひまわりプロジェクト」という文字が夏の陽光に顔を向けたひまわりの花のなかに読み取ることができます。
 
 この「ひまわりプロジェクト」を企画する「NPO法人シャローム」(障がいのある方もない方も共に生きる温かい町づくりを目指した活動)は、その趣旨を次のように記しています。

「昨年の夏は、被災地の福島を元気づけようと、たくさんのひまわりの種がよせられました。私たちは、この大きく育ったひまわりから、人々の暖かさと大地に生きる元気をもらったような気がします。私たちは、この多くの全国の方々との絆を深めながら、この長期化する被災地の復興への支援をお願いするため、新たな『ひまわりプロジェクト』を提案し、協力者を募ることといたしました。」
 
 内容の概要は、協力者を全国から募る → 応募者にひまわり油をとる種を送る → それぞれ栽培する → 花を楽しんだ後、額に実った種を採取してシャロームへ送付 → 送付された種を原材料にして、障がいのある皆さんと共にひまわり油やドレッシングに加工して製品化して授産製品として広く障がい者支援に役立てる、というものです。どのような製品ができてくるのか、今から楽しみです。
 
 湘南学園では、中高ホール前のエリアを中心にひまわり栽培が行われました。ご覧のような、力強く太陽に向かって自己主張するようにも見える素晴らしいひまわりの花が、部活動、講習などで疲れた生徒の皆さんを元気付けてくれた気がします。額にはしっかり多くの種をつけてくれました。
 
 東日本大震災5周年を迎えた今年度、生徒会のこうした地道で粘り強い持続可能な復興支援活動はこれからも取り組まれます。