第478回 高校1年生の学習課題と学年のとりくみ

2012年6月12日

 中高6年を通して、高校1年生はその真ん中に位置し、独自の諸課題があります。義務教育の中学時代と変わって学年単位制がとられ、履修科目の数は最多になる学年です。高2から文系・理系の両コースに分かれるに先立って、将来の進路目標を温めながら文理選択を行うことになります。
 学校行事やクラブ活動、更に総合学習を通じてもたくさんのことを吸収していく大事な一年です。同時に将来の大学受験を意識して、中学時代の反省も踏まえて、日常の学習のリズムを本格的に築いていきたい時期です。

 今年度の高1では、毎日8:30~9:00までの30分間を「朝自習時間」とし、それぞれのHR教室で自学自習することが奨励されています。
 また週4回にわたって、英語の朝テストが行われています。必携の英単語テキストから毎回10問ずつ出題され、7点未満の場合は返却時に課題プリントが配布されます。大学入試の突破に向けて英語力・語彙力の鍛錬はまず最優先の課題といえます。「見出し語と意味」だけ勉強するのでなく、例文の確認にも集中するよう強調され、「例文中の英単語を例文で示されていた形で書く」出題のスタイルになっています。

 学年全体の目標として、「自主性の涵養」が掲げられています。日常の学習姿勢だけでなく、高1を通した特活(総合学習)もまず委員会の諸君がじっくり話し合い調べて進行しています。クラスや学年のことを考えて自ら行動できる姿勢を育てて欲しいと「高1学年の日」も委員会を中心に具体化が図られています。どの分野でも生徒諸君の自主性が旺盛に発揮されていくことを期待しています。