第1315回 中高生が挑む地域振興プロジェクト

2016年12月2日

『かのや100チャレ』発表会はNPO法人「湘南食育ラボ」とのコラボメニュー

 「鹿児島県鹿屋市が抱える100の課題」チャレンジ事業として、首都圏の中高生が地方が抱える様々な課題解決にむけてチャレンジする取組みが開始され2年目を迎えました。湘南学園中高もこのプロジェクトにエントリーし、中高生らしい発想と豊かな実践力を背景に、第2回目の今回、全国から6つの中高が選抜され、湘南学園中高もその1つに!
 
 そこで、湘南学園の食育の「殿堂」湘南学園カフェテリアを会場に、NPO法人湘南食育ラボの皆様のご理解とご協力をいただき、「かのやスペシャルメニュー」をランチに食数限定で出していただくことになりました。
 
 「かのやスペシャルメニュー」の献立は、漁業、農業、酪農が盛んあるという地域的特性をふんだんに活かしたものになりました。
 
①「鹿屋産カンパチの照り焼き丼」 
 甘辛いたれと絶妙にマッチしてご飯がすすみ、あまり魚を食さない生徒の皆さんにもぴったりの一品です。

②「鹿屋産カンパチのあら汁」
 かんぱちの風味をふんだんに楽しめる一品です。鹿屋の海の香りが感じられます。

③「かのや深蒸し茶寒天+抹茶ふりかけアイスのせ・紅はるかのチップ添え」
 健康成分カテキンも多く含まれる深蒸し茶の寒天はお茶の風味豊かなものになっています。その上に深蒸し茶の抹茶をふりかけたバニラアイス。そこには普通のさつまいもより、「遥かに甘い」ことからその名がついたとされる紅はるかのチップが添えられています 

 こうした鹿屋まるごと食するバランスのとれた豪華な構成になっています。
 
 「かのや100チャレ」プロジェクトチームの生徒の皆さんは、食してくれた生徒、教職員の皆さんに、「鹿屋市を知っていましたか」「ランチの味はいかがでしたか」「今回のメニュー以外にも鹿屋市の食材を使ったメニューを食べてみたいですか」などのアンケートを実施し、今後のプロジェクトの取組みにつなげていくことにしています。
 
 こうした地方の課題を首都圏の中高生がどのように理解し解決していくのかという取組みは、地元の課題認識と課題解決の意識を高めることに通底しているのはないでしょうか。中高生らしい豊かな五感を活かしたアクティブな取組みを今後も期待したいものです。