第420回 試験中の勉強時間の取り方

2012年3月7日

 学年末試験の3日目、試験期間の真ん中の日です。

 定期試験中は、家へ帰ると「翌日の受験科目」の点検追いこみに専念することでしょう。「少し仮眠をとって真夜中まで没頭する」人もいれば、「すぐに着手して遅くなり過ぎずに睡眠時間はキープする」人もいれば、「早朝に起きて最後の追いこみ時間もとる」人もいることでしょう。時には全く準備不足の科目があって、「徹夜同然」になる人もいるかもしれません。
 それぞれの学習到達度や得意・不得意、そして体力や生活習慣も絡むことがらであり、正解はなくて各自が良いスタイルを確立するしかないことです。これまでの経験を心に留めて、「もう後悔はしない」「成績躍進を実現してみせる」といった決意と努力が原動力にあれば、ちゃんと結果に反映されるはずです。

 定期試験中は、クラスの出席番号順に着席し、学校で定めたルールに沿って整然と受験します。試験監督の先生は毎時間代わるので、中学生などでは「誰が来るのかな」と一定の関心も集まるようです。直前までノートやプリントに必至に食いついて頑張る様子は印象的です。
 試験の終了後は、各学年の諸君がそれぞれ一斉に下校するため、中高の専任教員のほぼ全員で下校指導を行います。学校前から駅周辺までいくつものポイントに分かれ、下校する生徒達に声をかけながら、一般の皆様方に迷惑が少なくなるように努めています。中にはしばらく学校に残って勉強していく諸君もいますが、あまり遅くならないように声をかけています。