第382回 大学入試センター試験の受験を終えて

2012年1月16日

 この土曜日と日曜日は、「大学入試センター試験」の当日でした。
 今回のセンター試験には、昨年よりわずかに減少したものの、全国で56万人近い高3生と浪人生が志願しました。関東地方はまだ天気に恵まれた方でしたが、全国的に厳しい寒さが続いて大雪の地域もあり、交通機関の心配にも直面する受験生諸君が毎年おおぜいいます。今回は全国的に運営上のトラブルが多く、受験生への心労を重ねる結果ともなりました。

 この全国規模の共通テストは、それ以前の「共通一次試験」が改組されて1990年に始まり、毎年続けられてきました。国公立大学の一次試験にあたるとともに、多数の私立大学もこの枠を利用した選抜を組み込むようになりました。様々な問題点が指摘されながらも、全国の受験生の前に立つ大きな関門として重要性を増してきたのです。

 学園の高校3年生は、全員に近い諸君が出願しました。推薦入試で合格している諸君も出願して受験する諸君が多数いました。学年の大多数の諸君にとっては、この受験がその後の連続受験の大事なスタートとなりました。
 高3の諸君は、12月の途中で通常授業が終わり「指定登校期間」に入っています。その後5教科諸科目の「センター講習」が校内で開講され、年末年始もこれまで通り登校して自習に励む諸君の姿もありました。元旦に自習で登校した諸君が今年も20名以上もいたそうです。先週も間際まで直前実戦演習などが行われました。各自懸命に追いこんで当日を迎えたのです。
 この本番の2日間には、学年の先生方も何名か受験会場の最寄りまで、直前最後の激励に行っています。緊張の中で受験に臨む在校生諸君にとって何よりの励ましになったことでしょう。

 今日は高3の指定登校日で、センター試験の自己採点が行われます。それぞれの結果に一喜一憂もあることでしょう。でも上手に気持ちを切り替えて今後も続く長いたたかいに、強気に臨んで欲しいと思います。
 在校生もセンター試験に注目しています。試験問題の抜粋などは全国紙にも掲載されます。高2生や高1生が受験生と同様の環境でセンター試験問題を模試として受験する催しもあり、本校の高2・高1諸君も多数の人数参加しているようです。
 いよいよ大学入試シーズンも本格化します。高3諸君からの朗報が次々と届くことを期待し、限りないエールを送りたいと思います。