第392回 大きな感動につつまれた合唱コンクール

2012年1月27日

 昨日は、第22回合唱コンクールの当日でした。
 今回も晴天にも恵まれ、おおぜいの保護者や外来の皆様方にご来場して頂きまして、誠にありがとうございました。
 午前中は、高校の部でした。高2と高1の10クラスが同じ舞台で競い合いましたが、心のこもった迫力ある熱唱が続き、審査員一同で頭を抱えました。
 高1諸君のレベルも相当に手強いとの情報の中で、今回が最後の行事となる高2諸君の底力が存分に発揮されたことは特に印象的でした。全体のハイレベルには感心しました。ここまで様々な学校行事で大切な経験を重ねてきた思い、同じクラスや学年の
仲間、教員へはもちろん、いつも支えてくれた高1諸君へも感謝の気持ちを切々と述べる、実行委員長の豊竹さんの挨拶も印象的でした。

 午後は、中学の部でした。委員長の曾我君を始め実行委員会の人達やいくつものクラス紹介でもあったように、中学では風邪やインフルエンザの影響も全体に深刻な中で、その人達の思いも受けとめて歌おうとの呼びかけが印象的でした。
 中2は学級閉鎖も経たハンディや欠席の多いつらさを乗り越えようと懸命に歌う姿が心に残りました。中1はとても初回と思えぬほどの意気込みと声量豊かなコーラスに鳥肌が立ちました。そして中3は5クラスとも“さすが中3”と感心する素晴らしい熱唱でした。水準の高い女声部はもちろん、男声のパワーと表情が立派で、混声の魅力を存分に発揮していました。全体講評の田中優先生のお話も、各学年への温かく励ましに満ちたメッセージで感動を重ねました。涙をこらえられぬ中、こちらも頭を抱えながらの審査となりました。

 今回は会場の利用上の制限が厳しくなり、高校~中学へのタイムスケジュールも更に大変でしたが、高校の全体合唱とPRビデオ、中学の合唱部の合唱披露も予定通り実施できました。懸命の準備と運営に努めてくれた実行委員会の諸君に感謝しています。観客席の生徒達のマナーも立派です。伝統ある本校の中高合唱コンクールと、クラスの皆で力を合わせて全力で取り組む生徒諸君の姿を改めて強く誇りに思います。

【高校の部】
金 賞      高2A 二十億光年の孤独
銀 賞      高2B 流浪の民
銅 賞      高1A 一詩人最後の歌
PassIon Fruits賞 高2C 親知らず子知らず、Hail Holy Queen

【中学の部】
中2 金賞    中2A この星に生まれて
   銀賞    中2E 青いベンチ
中1 金賞    中1A 空も飛べるはず
   銀賞    中1E 栄光の架橋
中3 金賞    中3E 言葉にすれば
   銀賞    中3A 虹
全力投歌賞    中3D あなたへ-旅立ちに寄せるメッセージ-