第1338回 もう一歩先の学びの空間をめざして

2017年6月16日

~「前期公開授業」盛況裡に終了~


 湘南学園中学校高等学校全学年クラスにおける前期公開授業が開催されました。

 参観された保護者並びに見学希望者の皆様は、専任から非常勤の先生方の一つひとつの授業を、丁寧にそして興味深くご覧になっていただき、その感想をアンケートに記していただくことにしました。

 改めまして、ご参観いただいた保護者並びに見学者の皆様には、心から感謝申し上げます。
 
 これから求められる「授業」はいうまでもなく複線的双方向の関係によって成り立つ「深い学び」を目指すものと考えられます。チョーク&トーク型の授業では、21型に求められる学力を構築することは不十分という意味合いでしょう。「アクティブラーニング」というキーワードもそうした中から生まれてきたと理解します。
 
 保護者並びに見学者の皆様には、参観を通じて、それぞれの授業への評価(感想・意見)をしていただいています。それぞれの教員が、これまでの授業を振り返り、そこに創意工夫を凝らしての公開授業を通じて、教員としての自己評価と課題を見つけ考えるなど絶好の機会となっています。

 同時に、参観を通じて授業空間を成り立たせている諸要因にも気づかれ、保護者の皆様等にはご家庭での教育を考えられる上での参考にされることもあったとお聞きしました。板書の仕方、回答者の指名の仕方などにつきご指摘も受け、改善すべき課題も共有しました。
 
 以下参観者の多かった中1「アンケート」からご意見をいくつかを掲げることにします。

・はじめての公開授業をみせていただきましたが、(教員が)勉強を教えるのに熱意を感じました。
・やはりエアコンは湿度・騒音の面でいいと思った。白板も、黒板より見やすく、チョークで書く音がなく、静かでいいと思った。
・ていねいに(教員が)授業を進められてて安心しました。
・あたたかいほがらかな先生がとても素敵でした。暗記が多く嫌になりがちな授業を、楽しく好奇心を刺激してもらえそうです。身近なことから広く社会・世界に目を向けていける授業をお願いします。
・中学に入り、数学が好きになってきた!と言っていましたが、理由がわかりました。とてもわかりやすく、みんなに問いかけながら楽しく集中していました。
・得意不得意があらわれる図形の問題を、子どもたちに関心を持つような内容から始まる授業にとても好感が持てました。
・生徒がアクティブに授業に取り組んでいる様子がわかりました。自分の子どもの頃には全く考えられなかった授業で、生徒さんがうらやましい程。家庭でも英語学習の参考にさせていただきます。

 後期公開授業は11月に予定されます。保護者並びに参観を希望される皆様には、前期よりもさらに工夫した学びの空間をご期待いただきますようご案内いたします。