第306回 留学生ニコラス君との交流(1)

2011年9月20日

 今週は、期末試験の答案返却が進み、復習と振り返りが大切になる週です。また来月初めの土日の学園祭へ向けて、各参加団体がその準備を本格化すべき時期にも入っています。

 今日は、オーストラリア・メルボルンからお迎えしている留学生のニコラス・ブルックス君と、在校生との交流についてお伝えしましょう。
 ニコラス君は、本校と友好協定を結ぶ名門ノックス校から来日しました。昨年の9月に続く二度目の本校訪問です。大震災と原発事故の影響から、団体としての「ノックス・ジャパンツアー」は、残念ながら今年は見送りになりました。しかし日本の社会や文化・歴史に深い興味を持つニコラス君は、一人でも構わないと、単独留学で再び来てくれたのです。

 8月末に来日し、9月1日の全校朝礼の場で日本語を交えた挨拶をしてくれました。1100名以上もの全校生徒が集まる場で1時間近く続いた場では、人数の多さや雰囲気でさすがに緊張したようです。

 クラスは高校2年A組に入ってもらいました。日本からのオーストラリアセミナーで昨年と今年に友達になった、心強い頼りになるメンバーが何名もいるクラスだからです。日に日に緊張も解けて、笑顔が広がっています。
 高2の通常の英語、体育などの授業に加わり、学園での生活がスタートしています。高1の英語や芸術の授業などにも出席しています。
 一方で「日本語」の個人レッスンも設けました。覚えたての片言の日本語を使う場面が増えてきていて感心します。今後は中学の英語や高校の現代文・古典・現代社会・世界史などの授業にも、時には通訳付きで出席してもらうことになっています。

 ニコラス君の日本滞在は2か月間です。この間来月初めに学園祭があり、最後に高2研修旅行もあります。全国4コースに分かれる独自の手作りコースの中から、ニコラス君は「沖縄コース」に参加します。