第282回 PTA活動を支える「松が岡邸」と「母の文庫」

2011年7月4日

 湘南学園では、楽しく充実したPTA活動が、学園全体で多彩に展開されています。二年前の夏から、中高校舎に隣接する新しいPTA会館「松が岡邸」が、PTA活動の大切な拠点となっています。その奥にはPTA独自の図書館にあたる「母の文庫」もあります。今日は、このすてきな施設についてご紹介します。
 「松が岡邸」は2階建てで、畳やフローリングの大きめの部屋が6つあります。別棟に「母の文庫」や控室があり、近くの研修棟には研修室が2つありますが、この建物が全体の中心です。中学・高校のPTA関係の懇談会や、教養講座の授業、特活でも使用されますし、PTAのサークル活動や少人数の会合など幅広い用途でも利用されています。お茶やお菓子を用意してのくつろいだ談話や会議が可能な、魅力あるスペースになっています。
 本学園PTAのサークル団体としては、読書サークルの「くわの実」、合唱サークルの「ル・レーヴ」、茶道サークルの「茶道・湘友会」、PTA支援サークルの「サポーターズクラブ」がそれぞれ活動されています。
 「母の文庫」は、《保護者と子が共に学び合うように》《お父様お母様方の図書室に》という願いから発足して、多くの方々に利用されてきました。
 2階まである家庭的な建物は、周りが樹木や花々に囲まれています。網戸を開けて部屋に入ると、たくさんの本がきれいに並べられ、落ち着いてここで本を読んでいたいな、と感じる温かいお部屋ですた。貸し出しノートを拝見すると、大勢の方々が利用されていることがわかります。
 開室日は、湘南学園の園児・児童・生徒の在園・在校日を基本にしています。平日は9~15時、土曜日は9~12時に開室されています。本やCDの貸出期間は2週間で、書籍の返却用のBOXも用意されています。
 毎月定例で開かれる委員会では、書籍の購入やラベリングなどの整理、「母の文庫通信」(先日も発行されました)の発行など様々な実務を、役員の皆様が進めておられます。希望図書アンケートやNHKブックレビュー、大手書店のランキングなども参照して、新しい本の選定が定期的に行われています。
 この「松が岡邸」と「母の文庫」には、さらに多くの在校生保護者の皆様に、足を運んで頂きたいと思います。