第258回 今日から前期中間試験がスタート

2011年6月6日

 今年度最初の定期試験が、本日から始まりました。

 高校生は10日(金)まで5日間、中学生は9日(木)まで4日間、一日に2科目、または3科目の試験が連続で行われます。
 試験時間は50分が基本で、科目によっては30分、60分、高校では80分の試験科目もあります。 めいっぱいの毎日が続きます。
 中学1年生にとっては、この試験は最初の大きな試練です。初日は「社会」「国語文法」「技術」です。 あとの三日間は2科目ずつですが、初日はけっこうヘビーです。一方高校3年生は、大学入試へ向けた日々の受験勉強と、 定期試験の準備の時間的な配分に悩みがあることでしょう。定期試験の準備がそのまま大学入試の準備につながる部分も 少なくありません。賢い調整と両立に努めて、納得できる成績を残してほしいものです。
 高校2年、高校1年、中学3年、中学2年の諸君は、これまでの体験と反省をふまえて、ひたすら全力投球の日々でしょう。 向上心を燃やし続けてたたかってほしいと思います。
 試験の終了後は、各学年の生徒諸君が、毎日時差でいっせいに大勢下校します。そこで中高の専任教員のほぼ全員で、 連日下校指導を行います。学校の前から、駅の周辺まで、いくつものポイントに分かれて立ちます。多数の生徒達に声を かけながら、一般の通行人の皆様に迷惑が少なくなるように努めています。しばらく学校に残って勉強していく諸君も いますが、あまり遅くならないように声をかけています。
 学年最初の定期試験は不安が先行しやすいものです。本格的に取り組んでみると復習に予想以上に手間取ることもあります。 特定の科目の復習に相当な時間がかかってしまい、後回しの科目は準備不十分のままテストに臨むということになりかねません。 ふだんの復習不足を痛感することもあるでしょう。
 それでも「定期試験の範囲に沿って、なるべくパーフェクトに総点検をやりきる」努力は、この先の学習内容を身につける 土台となり、将来の大学受験へ向けての拠点にもなります。小さな時間も惜しんでの懸命の努力を重ねてほしいものです。