第263回 高校3年生:部活動最後の大会へ向けて

2011年6月11日

 本日は、湘南学園中高のオープンキャンパスが実施されます。その様子は来週に紹介できればと思います。

 今回は、「高校3年生とクラブ活動」について取り上げてみます。本校では高校3年に進級すると、大学受験と 現役合格へ向けて、学校行事の参加は基本的にありません。しかし部活動の終了時期は、所属するクラブによって異なります。 春の運動部全国総体(インターハイ)や文化部の総合文化祭各部門を区切りに、引退する諸君が大部分です。関東や全国大会まで 勝ち進めば活動が延長されます。
 今週末に、高3諸君にとって中高6年間の集大成となる大会を迎える運動部をふたつ紹介しましょう。

 1つは、バレーボール部です。明日がいよいよ全国高校総体予選です。筆者にはまず高3部長のKさんの事が浮かびます。 小田原の先から遠距離通学して、6年間頑張ってきました。仲間と共に後輩を育て、どんな思いでこの大会に向かうことか。 ・・・・・・次週とその翌週は私立中学校夏季大会です。ベスト8以上が目標と伺いました。26日の会場はこの湘南学園です。 本校のバレーボール部は女子のみですが、ここ数年で中学の部員が確実に増えてきて、いつも明るくて活気があります。 試験明けから中1の新入部員も迎えて40名以上になるようです。今月の大会で中高ともに、これまでの練習成果を十分に 発揮できるよう祈っています。

 もう1つは、剣道部です。今日と明日がやはり全国総体予選です。部の目標は「心と技を鍛えること」におかれ、 稽古をする仲間への感謝の気持ちや「一期一会」の精神を大切にしています。GW中も埼玉・栃木遠征を実施し、 年間で200試合以上を経験しますが、部員はお互い和やかで日頃の挨拶も立派です。近年も、高校で県大会団体ベスト16、 個人ベスト8、桜杯争奪大会団体優勝など、中学で藤沢市の団体・個人優勝、私学県大会男女優勝など高い実績を誇ります。 多くの部員が初心者として入部し、卒業までにほぼ全員が剣道三段に合格するそうです。大学でも剣道を続ける先輩達も 多数来園して、稽古に参加してくれています。
 部活動に取り組んできた諸君は、目標を持って地道に粘り強く取り組む力、他の仲間と支え合い力を合わせて取り組む力を、 積み上げてきているはずです。大学受験へ向けても、その蓄えたエネルギーを存分に生かして欲しいものです。