第269回 『本のむし』:図書委員会の生徒達による図書推薦

2011年6月18日

 『本のむし』は、生徒会図書委員会が発行する通信です。
 試験明けに、「図書委員おすすめの本特集」と題する最新号が配られました。「中学版」と「高校版」が別に発行され、 可愛いイラスト入りの読みやすいプリントです。今回、生徒諸君が推薦していた本をあげてみます。

・【高校版】で紹介されていた本
  『のぼうの城』(和田竜著)/『ロスト・シンボル』(ダン・ブラウン著)
  『珍獣の医学』(田向健一著)/『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎著)
  『最後まで読み通せる音楽理論の本』(宮脇俊郎著)/『ZOO』(乙一著)
  『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)/『ルパン対ホームズ』(モーリス・ルブラン著)
・【中学版】で紹介された本
  『ぼくらの学校戦争』(宗田理著)/『トムソーヤの冒険』(マーク・トウェン著)
  『くちぶえ番長』(重松清著)/『カラフル』(森絵都著)
  『レインツリーの国』(有川浩著)/『図書館戦争』(有川浩著)
  『まっぷるマガジン北海道』
 例は少ないものの、人気作家の小説に集まった中学版と、ジャンルの広がりを感じさせる高校版の個性のちがいが 出ていました。
 膨大な書籍が発行される現代において、我々大人も「書評」を頼りにしています。ふだん読む新聞や雑誌、刊行物の 「書評コーナー」は、結構気になります。読後の感想と推薦が強烈だと、気になって書店でその本を探したりも するものです。
 良い本は、読んだ人自身がどんどん周りに、家族に、友達に、同僚に、勧めていくのが大切だと思います。 「当然のベストセラー」だけでなく、「埋もれる良書を広く紹介する」多くの人達の努力がとても大事だと思われます。
 図書室へ行くと、図書委員の生徒達が、一等地に並んだ本に「お勧めメッセージ」のリード文をいつも添えていて、 感心します。ささやかでも、これひとつで思わず手にとりやすいものです。一般の書店ないし他の業種のお店でも、 こうした心遣いは好感度が高いものです。
 本校の図書室と図書委員会は、いつも活気があって自慢になっています。