第1435回 桃井美有希先生をご紹介

2019年11月29日

この度は、桃井先生の歴史の授業にお邪魔しました。本日の授業・・・、甲申事変がテーマでした。

いよいよ始まります。高校1年生の教室・・・、

・・・桃井先生が語ります。

 

「・・・その時、何が起こったのか・・・、なぜ起こったのか・・・、それがどういう意味を持っていたのか・・・」

 

・・・教室は、歴史物語を聞いているような雰囲気に包まれます。生徒が顔を上げています。桃井先生の顔を見ています。桃井先生も、生徒の顔を・・・。教卓には、教科書や資料などが開いておかれているが、この歴史物語を語り終えるまで、先生は生徒の顔を見続けます

 

 

やがて本時授業の核心部分に入ります。福沢諭吉は何を語ったのか・・・、勝海舟は何を主張したのか・・・。私たちは、先生の話に引き込まれていきます。

 

さて・・・と、桃井先生が、教室の空気を切り替えます。

 

「次は、皆さんの意見を聞かせてほしいと思います・・・福沢諭吉は脱亜論を、勝海舟は東アジア同盟論を・・・、あなたはどちらの考えを支持するか、それを聞かせてほしいのです・・・」

 

徹底した授業研究に支えられた良質な授業。

 

一方、生徒も立派でした。

「福沢諭吉と言えば?」の問いに対して、瞬時に、「学問のススメ!慶應義塾!」と・・・。

「では勝海舟は?」―「無血開城!」と、間髪入れずに声が上がります。

学習者が受け身になっていない・・・。

引き込まれるような語りがあり、問答があり・・・、10分、20分・・・・と、授業が進行していくにつれて、好奇心が高まっていく・・・、そういう授業でした。(私は・・・、久しぶりに学生時代の「ワクワク」感が蘇ってきていました。)

 

 

(以下、桃井先生へのインタビューの内容です。)

 

木下:桃井先生にとって湘南学園は、勤務される初めての学校ではないのだと思いますが、本校にいらっしゃる前はどちらでお勤めだったのですか?

 

桃井先生:これまで、女子校も含め4年間勤務をしてきました。ですから、今年で教職に就いて5年目になります。以前に勤めていた学校は、女子校でもあり、湘南学園とは少し雰囲気の違うところがありました。湘南学園の生徒と出会って感じるのは、「自分から動くことが出来る」ということでした。すごいなと思いました。自主性があって、また自分が考えたことをしっかりと伝える力を持っていて・・・・。

 

木下:どのようなことから教職に就こうと思われたのですか。

 

桃井先生:父が小学生の時に買ってきてくれた歴史マンガがきっかけで歴史を好きになりました。

 

中学校でも歴史の先生の授業が面白く、先生のようになりたいと思ったことがきっかけです。

 

木下:楽しいと思うのはどのような時ですか。

 

桃井先生:歴史の勉強をしていて、「繋がった!」という瞬間に出会います。そういう時が歴史の勉強をしていて最も楽しいと感じます。

 

木下:歴史の勉強をする意義とはどのようなことだとお考えですか。

 

桃井先生:歴史の勉強をすることの意義は、過ちを繰り返さないことにあるのだと思います。過去を見つめて、そこから何かを学ぶことで、現在そして未来への教訓が得られます。歴史を学ぶことにはそういった役割があるのだと思っています。



木下:本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

桃井先生:こちらこそ、ありがとうございました。

(次回は12月13日となります。)