第223回 生徒会のリーダー達の意気ごみ(2)

2011年4月19日

 昨日に続いて、中高生徒会の総務委員会の出した、生徒総会向けパンフレット『2011年度年間方針案・Raise Your Hand~君の一言が学校を変える~』の中から紹介してみます。

 新年度の高校生・中学生総務委員のメンバーは、いくつかの担当部門に分かれて話し合い、今年度の重点課題をまとめています。
 <学校生活向上部門>では、学校生活における様々な意見を集約して動く実働部隊を自任しています。「集められた意見の実現」「生徒総会の開催」「クラブ説明会の開催」「チャリティーコンサート」を挙げています。
 <委員会活性化部門>では、クラス委員会・風紀環境委員会・図書委員会・選挙管理委員会・放送委員会・監査委員会それぞれに、昨年度の成果と今年度のポイントを挙げています。委員会間の連携をとるため「委員長会」も定期的に開くそうです。
 <広報部門>は、意見の出しやすい環境や身近な議論の場をつくろうと努めます。「生徒会報の発行」「意見箱の設置」「生徒会掲示板」「公聴会・有志討論会の開催」「生徒会ラジオ」を挙げています。
 <地域社会貢献部門>は、「東日本大震災募金」への参加を筆頭に、「チャリティーコンサート」「地域清掃」「エコキャップ活動」を挙げています。風紀委員会との連携を重視して「海岸清掃」も検討中です。
 <海外・他校交流部門>は、新設部門で校外交流の充実による学校の活性化を目指します。「神奈川県内の中学・高校等との交流」「ノックス校との交流」「オーストラリアセミナーの応援」を挙げています。他部門・委員会や教員担当者との連携も強く自覚されています。

 一読して感じたことは、本校生徒会のリーダー諸君は、単に学校行事が盛り上がればいいとのレベルでなく、「自分達も学校づくりに関わる力と責任がある」と自覚し、生徒会が本来取り組める分野、これから重視すべき分野を話し合い、夢と意欲いっぱいに責任ある体制で取り組んでいこうとしていることです。
 本校の建学精神にある「社会の進歩に貢献する明朗で有能な人材」は、この生徒会経験者からも、続々と出てくるであろうと期待しています。