第1464回 時差登校・短縮授業

2021年2月9日

 まだまだ医療・保健管理体制に負荷がかかっている状況ではありますが、県内の新規感染者数の減少傾向を受けて、2月8日(月)から生徒の皆さんの日々の登校を再開させることにいたしました。
ただし、通勤・通学時間帯の密を避ける目的で朝のHRは9:30スタートとし、通常よりも30分遅らせています。それと連動して、1コマあたりの授業時間は45分に短縮。放課後のクラブ活動も、活動時間を制限した上でマスクを着用した状態でもできる基礎的なトレーニングに限って実施し、参加にあたっては保護者の方の同意を必要とする形としました(朝練や日曜・祝日の活動はありません)。

合唱コンクールや高2生の研修旅行など、2度目の緊急事態宣言に伴って断念せざるを得なかった行事もありますが、このような状況下でも皆さんの表情がとても活き活きとしていることに救われる思いがします。やはり、お互いに顔を合わせながら、直接ことばを交わし合える日常こそが、まずはとっても大切なんですね。
そして、再開後の皆さんの様子を見ていて、これまで以上にリスク対策に気をつけてくれているなと感じる場面をよく目にします。このかけがえのない日常を守っていくためには、ひとりひとりの意識と行動が何よりも大切であるということを、多くの人たちが理解し、共有できていると言ってよいでしょう。誰に言われるでもなく、その場の状況に合わせて適切な行動がとれる人が数多くいることを大変頼もしく感じている次第です。

学校はいよいよ年度末の総決算の時期を迎えますが、この時差登校・短縮授業の形態を続けながら、何とか最後の授業そして最後の後期期末試験までやり抜いていきたいと考えています。