第616回 中国の昆明市から日本語専攻の大学生を招待して交流!

2013年2月8日

 来週、本校では特別の国際交流のイベントを行います。
 今年度は、「日中国交回復40周年」にあたります。湘南学園からすぐ近くの場所である鵠沼海岸には、中国の国歌を作曲したニエアル氏の記念碑が建立されている事をご存じの方がおられるでしょうか。今年度はこの鵠沼に縁のある中国人の生誕100周年、「日中国民交流推進年」にもあたっていました。

 本校では、すでにカナダ、韓国、オーストラリア、イングランドと、海外セミナーの充実を図ってきました。その一環として、日本と関係の深い東アジア、特に韓国や中国の若い世代との交流の機会も可能な範囲で設けられたらと探ってきました。
 今回、地元の藤沢市の国際課からの要請も頂く中で、新しい企画が具体化しました。「藤沢市の友好都市である雲南省の昆明市で、日本語を学ぶ大学生の皆さんを本校にお招きしてはどうか」とのアイデアが持ち上がったのです。
 この企画を軌道に乗せて頂いたのは、湘南学園の同窓会からのご協力です。まず多額の援助をお受けすることができました。来年度創立80周年へ向けて「チーム湘南学園」の協力が進み、特に同窓会の方々からは様々な分野で絶大なお力添えを頂いています。その後、この趣旨に賛同して頂いた多数の団体から協賛金を次々と頂くことができました。独自の国際交流プログラムを推進される会社、対中国でビジネスをされる複数の会社、藤沢市、藤沢市ロータリークラブ、そして湘南学園の後援会です。後援会には豪州ノックス校の受け入れなどですでに多大なご支援を頂いています。本当にありがたく感謝しております。おかげさまで今回の交流イベント実施の見通しがつきました。

 今回お招きするのは、雲南省昆明市で日本語を学ぶ大学生8名と引率の先生1名、合計9名の方々です。7泊8日の短い期間ですが、本校にお迎えして多彩なプログラムで学園生との国際交流を進めます。その間、本校在校生の多数のご家庭、中高教員の家庭が、ホストファミリーとしてもてなしをして下さいます。学生さん達は、親元から遠く離れ、日本語の習得に一生懸命に取り組んでいます。すでに日本語検定で相当なレベルを認定され、英語も達者なようです。日本が大好きで、日本へいずれは行ってみたいと夢見ていた皆さんです。皆さん、親御さんや周囲の人びとへの感謝の心に篤く、自分を磨く強い向学心を持つ青年です。国内の大旅行も経験がなく、初の海外旅行にあたるそうです。

 昨年夏から尖閣諸島の国境問題が先鋭化し、節目の年に日中両国間の交流事業の多数が中止に追い込まれました。中国の政府に対する日本国内の世論や印象の悪化は避けがたい状況です。しかし特に経済やビジネスの世界では、日本と中国の関係は今後もますます重要になっていくはずです。近隣アジア諸国と日本との関係改善、発展を図る上で、若い世代どうしの直接の交流や率直な意見交換の機会は、更にこれから大切になっていくと考えられます。本校はそうした機会を可能な範囲で設けて、国際的な友情と相互理解の輪を広げていきたい、将来につながる希望の種を育てていければと願っています。
 学園の生徒達は、来日する学生達の日本語能力の高さに接し、熱心な学習の姿勢から多くのことを学んでくれるものと期待しています。ゆれ動く国際社会の中で、将来を担う自分達の今後に何か思いを馳せ、日頃の学習姿勢を振り返ってこれからの取り組みに反映してくれればと願っています。
 具体的な行程の概要は、明日紹介させて頂きます。