第210回 レミオロメン『3月9日』

2011年3月9日

本日も教員の諸会議が続き、生徒諸君は午後から登校します。特別時間割にもとづいて試験答案返却の第2日となります。

 

今日は3月9日ですが、この日付の名前通りの曲があります。レミオロメンの『3月9日』という歌です。1月の合唱コンクールでは、高2のあるクラスがアカペラでこの曲に挑み、しっとりと歌いあげていました。
7年前に登場したこの歌は、あるTVドラマで同じバンドの『粉雪』とともに挿入歌として起用され、その後は更に若者対象の調査による『定番の卒業ソング』ランキングで毎年連続第1位をとるほど、スタンダードな曲になりました。
♪流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く
3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます♪・・・・・・


季節感ゆたかな、詩情あふれる名曲です。歌詞もメロディーも素晴らしく、いまの中学生や高校生がこの歌を愛唱するのも納得できる思いになります。
この歌は、メンバー3人の共通の友人の結婚記念日を祝うために作られました。それが学校の合唱コンクールや卒業式における定番曲のひとつになったのは面白いことです。

 

レミオロメンは11年目を迎えたバンドで、メンバー3名は小中高の同級生です。出身の山梨県の観光大使にも任命されています。吹奏楽部の仲間だった彼らはいまもスクラムを組んで次々と優れた作品を世に出しています。
ボーカルの藤巻亮太の作詞作曲が大半ですが、恋愛の切なさや人生の希望を紡ぐ歌詞のゆたかさと叙情に満ちた独特のメロディーにひかれます。家族揃ってレミオロメンの大ファンであり、デビュー以来のほぼ全曲を聴いています。『南風』『Sakura』など、春の入口にふさわしい珠玉の名曲が他にもあります。近年ではアルバム『花鳥風月』が心にしみました。“レミオのファンです!”という在校生に会うたびに嬉しくなります。Jポップの好きな中高生諸君にお勧めのバンドのひとつなのです。