第652回 新入生の積極的な立候補~生徒会総務委員

2013年4月16日

 今回は、昨日の1校時の、中1新入生をめぐる集会からご紹介します。

 

 生徒会の主催で、新中学1年生の「総務委員選挙~立候補者の立合演説会」がアリーナで行われました。生徒会執行部にあたる総務委員会の中1メンバーは、定数が3名だけです。まだ入学して1週間しか経っていないのに、何と7名もの皆さんが勇気ある立候補をしてくれました。当選する方が少ないという激戦になったのです。
 その選挙公報を読むと、志望動機を述べる「所信表明」はなかなか具体的に熱く書かれていて感心しました。学園小学校や学外の出身小学校で、児童会の役員を経験したことのある人たちもいます。「ぼくは中学からこの学校に来ました。そして登校初日からこの学校が大好きになりました」と書き出した人もいて、それぞれ就任したらこんな事をしたい挑戦したい!といろいろ記しています。新入生歓迎会など先輩達との楽しく優しい出会いもあって、生徒会には強い親近感を抱いてくれたことと思います。

 

 校務で演説には間に合わずに残念でしたが、高校の先輩達のリードを受けて、それぞれの候補者はりっぱな演説をしたと聞きました。原稿の棒読みにならないように語りかけやアドリブに努めたり、学年全体を左右に見渡しながらスピーチしたり、堂々たる様子に学年の先生方は感激したそうです。
 この選挙では当選に至らなくても、この後で生徒会の各種委員や諸行事の委員になって、きっと活躍してくれるだろうと楽しみにしたそうです。これから新入生の人材を迎えて、総務委員会の活動がさらに活性化され、盛り上がっていくことを期待しています。

 

 そのあと、投票後の時間を使ってひきつづき、教頭の山口より、新入生の皆さんを対象にした防災関係のレクチャーがありました。
 「湘南学園中高・大地震による緊急避難マニュアル」の冊子が配布され、大震災の時の本校の経験、万一の時の地域との関係、「釜石の奇跡」にも学ぶ基本姿勢などについて説明がありました。地震発生から避難までのポイント、通学途上時や自宅にいる時の安否連絡と帰宅判断、大津波に関連した重要事項、「登下校判断シート」の記入についてなど、大切なお話が短時間でわかりやすく説明されました。お家へ帰ってからご家族とも十分に話して確認して頂けたらと願っています。