中3オーストラリア研修旅行5日目の報告その4

4時間目が終わるとオーストラリアの学校でのランチタイムです。ランチは野外ステージのそばで、茨城県日立市で英語のアシスタントティーチャーをした経験もあるというCoombabah State High School の日本語教師のサム先生が、オーストラリアバーベキューで必ず出される大きなソーセージを焼いてくれて、これをパンにはさんでトマトケチャップをかけて、とても美味しくいただきました。余談ですが、オーストラリアスラングでは、トマトケチャップはdead horse「死んだ馬」と言います。これは、この dead と horse の単語の意味とは全く関係なく、red sauce と同じ韻を踏んでいるところから生まれた言葉のようです。ランチタイムではバーベーキューを食べ終えた生徒達が、バレーボールを使って、輪になってボールをトスしたりレシーブしたりしてつなぐ遊びを、両校の生徒達が夢中になってやる微笑ましい光景も見られました。
ランチタイムの後は、今日の最後の授業です。学園生達はカスタム授業の体育に参加しました。今日は現地校の先生の指導のもとで、アシスタントスチューデントにも加わっていただき、the Commonwealth「英国連邦」で最も人気のある伝統的なスポーツのひとつであるクリケットを教えていただきました。本物の固いクリケットボールの代わりにテニスボールを使って、クリケットの初歩的な動き方を遊び感覚で教えてもらえたので、男子も女子もとても楽しくクリケットを体験することできたようです。ちなみに、クリケットの1試合はどのくらいの時間がかかるかご存じでしょうか? なんと、長い試合では、午前中から陽が暮れる前まで、1週間ぐらい続くものもあるそうです。昔は時間にもお金にも余裕のあるイギリス貴族が、ランチやティータイムをはさみながらクリケット観戦を楽しんだとのことで、日本人にはビックリの情報ですよね。
この5時間目の授業が終わると、帰りのHRのないオーストラリアの学校の生徒達は、授業を受けた教室から一斉に下校します。学園生達も学校交流を名残惜しみながら、校門のそばに駐車されたバスに乗り込む前に、お見送りに来てくれたバディーの生徒達と一緒に写真を撮ったり、インスタやメールアドレスなどを交換しながら、最後のお別れをしました。こうした生徒同士の交流が、今後もずっと続いてくれるよう期待しています。







