カナダセミナー 11日目

2013年8月2日

 澄み渡る青空の下、今日も元気に生徒は登校しました。大きな袋を抱えている子もいます。ホストファミリー宅へは一斉にメール送信が綿密になされます。本日の持参物はハロウィーンの仮装用衣装です。

 バラエティ豊かな衣装には日本ではなかなか見ることのできない配色のものもあり、生徒達の中にはホストファミリー宅で試着し、写真撮影を済ませた子達もいました。

 午前の授業は前半は時制について、その後はあるテーマの単語をどんどん言って書き取っていくゲーム。2秒に1単語が書き出せるペースとなり、ペースが上がってきました。

 その後、クリスマスの詩を聞き、自分でも発音してみるレッスンが始まりました。難易度は非常に高い、高校生のレベルを超えている内容を含みますが、生徒には良いエクササイズです。その後、サンタさんへの手紙を書き、ランチタイムへ。

 午後は、カナダのパーティームード3つが一度に訪れました。イースター(復活祭)の卵探し、ハロウィーンの仮装行列、そして、クリスマスとなるため、カナダ人アシスタントの生徒達もそれぞれの飾り付けに大忙しでした。

 こちら、アルバータ州はカナダでも最も日照時間が長い地域に当たります。それでもエアドリー一帯のクリスマスはホワイト・クリスマスになるそうです。カナダの学校はマイナス35度にならないと休校しないので、室内での活動がより盛んになるのでしょうか。

 毎日の送り迎えをしてくださるホストファミリーの皆さんの結束も強くなってきました。本日は、一回下校後、サッカーの試合が行われることになり、みんなで夜7時半に再集合することになりました。

 夕暮れが夜10時くらいまで続くこちらの夏の人々は、太陽を心から楽しんでいます。その喜び、地域への愛着を生徒達にも最大限分け与えてくださる方々です。

 明日が実質の最終日。夕方、生徒達はホストファミリーの皆さんと先生方と学校に集い、最後のフェアウェル・セレモニーで感謝の気持ちを伝えることになります。
 
 追伸:多くのホストファミリーと生徒達が集合して行われた夜7時半からのサッカー親善試合。湘南学園生男子の大活躍で勝利となりました。さらに特筆すべきことは、観客とプレーヤーそれぞれが国境、年齢の枠を超えて同じ時間を共有して過ごせたことです。ホストファーザーの活躍も光りました。

 明日の終了セレモニーはエアドリー市長が挨拶をしてくれます。ラジオ、新聞、テレビの取材も一斉に行われます。9年目の絆は学園生達を有名人にしようとしているようです。