オーストラリアセミナー 11日目

2013年8月2日

 今日は、朝からカリビアンガーデンと呼ばれる大きな市場を中心とした娯楽施設へみんなでショッピングに出かけました。広大な敷地に、リフトやミニ鉄道、トランポリンやターザンロープなどの子ども達が楽しく遊べる施設も付随したこのマーケットは、この当たりの人々のちょっとした憩いの場になっているようです。そして、何よりもここで得られているものがとても安く、湘南学園生達もその値段の安さにびっくりしていました。そして、うまく値切って、それぞれの商品を1ドルずつまけてもらいながら、上手にショッピングを楽しんでいる生徒もいました。お昼ご飯は、ここのファストフードで、ハンバーガーやアイスクリームなどを買っておいしく戴きました。のん びりと午 前中をここで過ごしました。

 午後は、運動着に着替えてスポーツを楽しみました。まずは、恒例の湘南学園女子バスケ部vsノックス校バスケチームの対戦をしましたが、昨日の昼休みにノックス生とバスケをして遊んでいた際に、ももを痛めたカオリに代わって、野球部員のイッセーとハンドボール部員のモモカが交代でこの試合に出場しました。今日は、なんとノックスの男子チームと、しかも2ピリオドを戦い、負けてしまいましたが、学園バスケ部員達にはなかなかいい練習になったようです。

 その試合の後は、バスケ部の部員は、そのままノックスチームと一緒に練習をしました。バスケ部員以外の生徒達は、となりのコートで、バスケをしたり、ユイハやミモリは、自分達でこちらの先生の交渉してバレーボールを借りてバレーをしたりしていました。イッセーは、友達になったトーマスが7歳の頃から野球をしていることを知り、一緒に広々としたとても気持ちのいい緑の芝生の上でキャッチボールをしていました。学園生達はもう、たじろぐことなくどんどんと英語で話しかけていくことを覚えてくれたようです。いいぞ! 学園生!

 放課後は、6時からの Christmas in July の前までの時間は、ノックスシティーにショッピングに行ったり、学校の隣りに住んでいるルークの家に遊びに行ったり、サコは図書館入り口のソファーでずっとイザベラとおしゃべりしていたり、学園生達はそれぞれやりたいことを自由にやれる余裕が出てきました。もうこのままノックス校に留学してもばっちり学校生活を送ることが出来そうですよ! 気楽に声をかけられる友達もいっぱい出来て、「ああ、日本には帰りたくないよぉ~!」って思っている生徒は少ないないようです。

 そして、今日のメインイベントは、Christmas in July です。ご存じの通り、ここ南半球のオーストラリアでは、クリスマスは真夏です。よって、ヨーロッパの人々がクリスマスに食べるような温かいターキー(七面鳥)料理は、クリスマスには食べません。そんなわけで、オーストラリアでは、7月の真冬に、ヨーロッパでのクリスマス料理を食べるようになりました。これが、Christmas in July です。

 ノックス校では、Year 11(高校2年生)の授業で、hospitality(接待・おもてなし)という授業があります。この授業を選択している生徒達とクッキングのパフ先生の発案で、湘南学園生に Christmas in July を味わってもらおうということで、この授業の実習を行うことにしてくれたそうです。日中は通常の授業が行われている Senior School の202教室を、この夕べには、クリスマスツリーやキャンドル、プロジェクターでスクリーンにに暖炉を映し出し、食堂のテーブルに白のテーブルクロスをかけて、ライトを薄暗くして、ホテルのレストランへと模様替えは完了。高校生達の衣装は、ホテルの給仕係りのボーイさんの格好をして、そして、何よりも、七面鳥料理やプリンのデザートなどを彼らの手作りでもてなしてくれました。さらに、サプライズ企画として、サンタクロースも登場し、学園生一人一人にクリスマスプレゼントを届けてくれました。何とクリティーの高いおもてなしを僕達は戴いたことでしょう。お陰様で学園生達は、一緒に参加してくれたバディーのノックス生達ともこのディナーを通じて益々友達の絆を深め、本当に楽しい一時を 過ごすことが出来ました。恐らく、学園生達にとっては、このクリスマスは、日本でこれまで経験したどのクリスマスよりも心に残る素敵な思い出となったことでしょう。ノックスの皆さん、本当に有難う! 僕達は、今こうして皆さんと一緒にメルボルンで過ごせて本当に幸せです!