将棋部 高校新人戦・個人戦で県準優勝~関東大会&全国大会へ!

2017年12月18日

 

将棋部は毎年度、高校の公式戦で様々な運動部と同様に、秋~冬の「新人戦」に臨みます。個人戦と団体戦があり、高2と高1にとって関東や全国への狭き登竜門も目の前にする大会となります。

今年の神奈川県大会で、本校部長の徳永琳(高2)が何と個人戦で県準優勝という快挙をなしとげました。最上位の有段者A級で、10月の予選リーグでは4勝通過(2敗で失格)の関門を越え、11月の決勝トーナメントでは元奨励会員など県代表格の強豪を破って第2位に輝いたのです。
神奈川県は全国屈指の激戦区です。ここ数回神奈川県代表選手が全国優勝を連続しています。昨年度新人戦全国大会でも優勝者が出ており、今年度は12月末の関東大会にベスト4まで、1月末の全国大会に上位3名までが出場権を獲得しました。

徳永は、中1から部の中心として活躍し、自らの棋力向上に取り組みながら、同年の部員仲間や後輩達の指導も頑張ってきました。将棋界の最新の流行戦法や定跡再検討の動向にも詳しく、いつも研究を絶やしません。部員の対局や研究をめぐって顧問の私から「そこは徳永に聞こう、教えてもらおう」と振られることも数多くあります。

ついにつかんだ関東大会と全国大会の檜舞台で、これまでの実戦と研究の蓄積を遺憾なく発揮してもらいたいです。他の県代表の仲間とともに、大健闘して活躍して欲しいと願うばかりです。そしてあとに続く後輩部員たちには、先輩の活躍に刺激されて日頃の対局や研究にさらに精進してもらいたいです。

この一年、将棋界では、藤井聡太四段の「中学生棋士デビュー29連勝」、そして絶対王者・羽生善治先生の竜王位奪取と「永世七冠獲得」という未踏の偉業達成に、日本全国の強い関心が集まりました。将棋の奥深い世界にもっと次世代の子どもや若者達が興味を深め、楽しんでくれたらといつも願っています。将棋を通じてこれからも老若男女や国内外の様々な人びとの交流がさらに広がることを楽しみにしています。

(顧問・山田明彦)