2018年度イングランドセミナー 第3日目

2019年3月25日

 今日は土曜日。セントジェームズ校は休校のため、世界遺産でもあるバースの街へと観光に出かけました。約2000年も大昔に、古代ローマ人達が、飛行機はもちろんのこと、車も汽車も電気やガスといったエネルギーもない時代に、海を渡ってここイギリスまで大軍で押し寄せ、ローマ人が支配する街を建設したわけですが、一体全体どうやって進軍と共に街を築いたのか、僕には想像のつかないミステリーのようです。
 
 バースに入るとロンドンやエクセターの町並みとはうって代わって、赤煉瓦作りの建物はほとんど無く、街の建造物がみな白い石で作られています。イギリス人達が景観をこよなく愛して、こうした街の特徴を長い年月に渡って守り続けていることが伺われます。僕達は、まず、エイヴォン川に沿って周りの18世紀に建てられたジョージア朝時代の歴史建造物などを目にしながら散策を楽しみました。そして、壮大なバース大僧院を見上げながら、隣りのバース温泉博物館へと入りました。ここでは約1時間に渡って、博物館内の至る所で、音声ガイドに耳を傾けながら、古代ローマ時代に戻ってきたような状況の中で歴史を学びました。屋外の温泉後の施設には、ジュリアスシーザーやハドリアヌスなど、世界史の教科書に出てくる歴史上の大物達の像が立ち並んでいました。
 
 午前中の見学を終えた後は、生徒達がとても楽しみにしていた昼食を含んだ3時間の自由行動に入りました。僕は、ジル先生と一緒にギリシャ料理を食べてから、日本の英語の教科書でも紹介されていたジョージア朝様式の歴史建造物の1つであるロイヤルクレセントを見に行きました。15時30分、生徒達は遅れずに集合場所に購入したお土産を手にしながら戻って来ました。集合前にトイレに行きたくなった生徒達が、見知らぬ人に英語でその場所への行き方を聞いてそこへ行って来るなど、イギリスに来てわずか3日目ですが、中には早くも英語を使うことに慣れ始めた生徒も出てきたようです。
 
 さて、明日は、1日ホストファミリーと一緒に休日を過ごします。すでに、昨夜、お好み焼きをステイ先で作って、ホストファミリーに喜んでもらった生徒もいました。是非、英語でのコミュニケーションにどんどんチャレンジして、素敵な時間を過ごして下さいね。