2018年度イングランドセミナー 第2日目

2019年3月24日

 イギリスに入国して一夜明け、生徒の皆さんは、どのような様子でセントジェームズ校に登校して来るのかな?と期待半分、不安半分でいたところ、26名全員が元気な顔を見せてくれました。「イギリスでの昨夜の夕飯はあまりおいしくなかったかな?」と尋ねると、毎年のように「いや、結構おいしかったですよ!」という答えが返ってきました。
 
 午前中のEFL(= English as a Foreign Language)の授業に入る前にセントジェームズ校の方で募集してくれたバディーの生徒達がやって来て、学園生とご対面です。ネイティブスピーカーの生の英語に直接触れて、学園生達は結構戸惑っていましたが、イギリスに来たなぁという実感が持てたのではないでしょうか。
 
 今日の午前中は、13名ずつに分かれてそれぞれのEFLの授業で、ウォーミングアップ的なティーチングメソッドでアイスブレイクした後、イギリスの成り立ちやセントジェームズ校のことなどについて教えて戴きました。また、アンドリュー先生のクラスでは、セントジェームズ校の施設見学ツアーに出かけました。この学校は、普通の地域の公立の中高一貫校にもかかわらず、その施設の充実ぶりや、ひとクラスあたりの生徒数の少なさ(どのクラスも20名に届かない数)、そして、入学試験などなく、日本の公立中学校のように、学校の周りの地域に暮らす様々なレベルの生徒達が集まる学校なのですが、授業中におしゃべりをしたり居眠りをしたりしている生徒が見あたらないこと、学校の至る所に生徒達の芸術作品が飾られていることなど、日本の学校とイギリスの学校との違いを体感したのではないかと思います。
 
 午後は、Exe川の河口に行き、そこからボートに乗って川の上から景色を眺めたりおしゃべりしたり紅茶を買って飲んだりしながら、約1時間15分のクルージングをしました。下船後は、学校に戻り、ホストファミリーにお迎えに来て戴いて、それぞれのステイ先に戻りました。さて、生徒達は、今日1日の体験をホストファザーやホストマザーに伝えることができるでしょうか? ステイ先では、是非、少しでもコミュニケーションをとれるようにチャレンジしてもらいたいと思います。