「来年のことをみんなで考える会」

2022年12月21日



高校1年生の「来年のことをみんなで考える会」の様子です。

湘南学園の行事は、生徒たち、特に高校2年生が中心となって作り上げていきます。
高校1年生の子どもたちは、急速に拡大した感染症とともに学園生活を過ごしてきました。
学校生活にも多くの制限が加わり、人と人との関係の在り方も大きく変わっていく中、協働しながら行事を作り続けてきた先輩の姿を、彼らは見てきました。
来年にひかえた「高校2年生」を見据えて、ひとりひとりの「こんな1年にしたい」をみんなで共有し、学年の仲間と協働するための土台をつくることが、この会の目的です。


忙しい時期であるにもかかわらず、放課後の教室には40人近い生徒が集まりました。グループに分かれて、「こんな1年間にしたい」という自分の思いをそれぞれがざっくばらんに語りつつ、また学年の仲間の言葉に耳を傾ける時間は、次第に、今ここにどんな課題があり、どうすればその課題を乗り越えられるのか、という対話の時間に変化していきました。

生まれも育ちも違えば、考え方も感じ方も違う人間が集まっているのが学校であり、社会です。意見が大きく異なり、あるいは対立する意見を持つ人の意見も尊重しながら議論を進め、どこで手をたずさえることができるのか探る経験は、分断が進む社会の課題を解決するために必要な力のひとつです。なにより、こうした体験を通じて協働の価値を学ぶことが、湘南学園の学びでもあるのです。