カナダセミナー3日目の報告 その1 (午前中のプログラム)

2025年7月24日

 カナダに来て2日目となりました。いよいよ本日から本格的なカナダセミナーのプログラムがスタート致します。

 このカナダセミナーでは、現地の先生のご指導とともに、同じ世代のカナダ人の中高生たちが、セミナー参加者たちを毎日サポートしながら、共にプログラムを終日過ごしてくれることになります。湘南学園の生徒たちにとっては、セミナー期間中の数々のプログラムやホームステイ先での体験に加えて、異国の地での同世代の若者たちとの出会いも大変貴重な経験となり、もう1つのカナダセミナーの大きな醍醐味と言ってよいでしょう。

 今年は、現地学校のプログラムのコーディネーターでもあり日々の授業や活動を中心となってご指導を頂くヴィッキー・ガラント先生 (Vicki Gallant) 先生を中心に、4人のカナダ人アシスタント生徒であるアンダーソン君 (16歳)、ケンリーさん (14歳)、コーナーくん (14歳)、ウィスリーくん (14歳) たちが湘南学園生を毎日サポートしてくれます。特にアンダーソン君は、昨年と一昨年度のカナダセミナーの経験者で大ベテランです。今回も湘南学園生とのカナダセミナーを大変心待ちにしており、初日からやる気満々です。何よりも湘南学園生を愛しカナダセミナーを重視してくれており、こちらも心強い気持ちでいっぱいです。

 また、今年のカナダセミナーでは、アンダーソン君に加えて、ケンリーさんも昨年度の経験者です。そして、何とアンダーソン君のお母様が今年のカナダセミナーの現地指導の先生ヴィッキー先生である!! という奇跡が起こりました。そして、ウィスリーくんもヴィッキー先生の息子さんです。

 ビッキー先生は、アンダーソン君よりこれまでの湘南学園生との交流の素晴らしさを聞きつけ、じきじきにカナダセミナーの指導教員として今回お申し出して下さったようです。毎年多くのホストファミリーの方々にもリピーターとしてカナダセミナーに携わって頂いていることも考えると、ここカナダエアドリーの地と湘南学園は本当に深い絆と友情で結ばれています。

 本日第2日目の午前中のプログラムは、カナダセミナー期間中の毎日のルーティーンの説明から始まりました。そして、現地学校の施設紹介、またウォーミングアップとして昨晩のホストファミリー宅での様子を一人一人簡単に話してみようというレッスンへと進んでいきました。

 カナダ到着前に引率教員が心配していた生徒たちの英語力や控えめな性格はどこ吹く風で、どの生徒たちも本当に積極的に英語を話そうとする姿勢が一人一人に感じられます。引率教員も予想外のこととして驚くほどです。特に、中学2年生たちの何事にも臆せず恥ずかしがらずに、英語のコミュニケーションに向かっていく姿勢は目を見張るほどです。

 午前中の後半には、カナダのお金の種類や使い方の説明があり、その後買い物の模擬体験のレッスンをすることになりました。ここでも生徒たちは臆することなく店員役となったカナダ人のアシスタント生徒たちのもとに駆け寄り、カナダのグッズを我先にと手に入れようとする姿に微笑ましささえ感じられました。この買い物の模擬体験のレッスンは、引き続き午後からの地元地域での実際の買い物ツアーに活かされることとなります。

 日頃の湘南学園での授業とはまたひと味違うレッスンへの生徒たちの取り組みと意気込みに、頼もしさと大きな期待で胸膨らむカナダセミナーのスタートとなりました。