カナダセミナー休日の報告(番外編)その2『カルガリーダウンタウンでのショッピング編』
カルガリーダウンタウンでの後半は、主にショッピングを楽しむことになりました。何を買おうか特に決めてはいなかったのですが、ふと入ったお店が、たまたまテレビでも話題になった有名なカナディアンブーツなど、ウェスタンスタイルの洋服や靴などを売っているお店でした。現地エアドリーでは、7月1日のカナダの独立記念日でのお祝いを皮切りに、7月上旬には、「カルガリー・スタンピード」と呼ばれるお祭りが数日間行われます。このお祭り期間には、人々は、伝統的なカナダの装飾の1つでもあるカウボーイ・ブーツを下駄箱から取り出し、それを履いて街中や外を歩くという習慣がイベントとしてあるそうです。そのためダウンタウンには、カナダならでは色々な洋服店や装飾店も見られます。お店に入るとひときわ目立ったのが、色とりどりに装飾されたカウボーイ・ブーツやカウボーイ・ハットやジーンズ類です。
引率教員渡邉の頭の中は、先ほど出会ったホテルのお嬢様たちのことはすでに忘れ去られ、ホワイトの刺繍のかかった黒のロングブーツに一目惚れとなっています。日本人のため適した靴のサイズを見つけることに一苦労しましたが、親切な店員さんのお陰で何度も店内を試し履きで歩いてみるように促されました。店内を3往復ほど、テンポを変えてあれやこれやと歩いた後、パリコレモデルになったような気分でお土産をゲット!! 海外でのショッピングは、時に自分がスターになったかのような幻想を抱かせてくれることも、店内のランウェーで学びました。
その後、多くのショップやレストランが入る TD Center と呼ばれるモール街を巡りました。この TD Center は、2年前のカナダセミナーで訪れたことのあるショッピングモール街で、周辺にはダウンタウンの一定区間を無料で乗ることができる Canadian Pacific Railway という路面電車も走っています。モール街を散策中、多くの警察が目にとまったため、アンダーソン君に尋ねてみると、実は、カルガリーのダウンタウンはあまり治安が良いとは言えず、ホームレスなども多いということでした。そして、目にとまった人たちは警察官ではなく、万引きなどからも逃亡を阻止する Security (警備員) の人たちとのことでした。一見楽しく安全そうに見えても、気をつけるべきことはしっかりと注意するという点も海外での必須事項ですね。
休日のショッピングとして最後に訪れたのは、現地エアドリーに戻ってのお酒屋さんです。もちろんここカナダでも飲酒規制の年齢制限がありますが、日本とは異なりお酒を飲めるのは18歳から、そして運転免許の取得は州によっても異なりますが、基本16歳から可能となります。
また、カナダでは、車の一時停止がとても厳格です。信号機のない横断歩道などでは、歩行者を見つけると、少なくても40~50メートル以上前から車はすぐに減速し停止してくれます。日本のように歩行者優先を守らずに通過しようとする車が一切見られないことは、日本も見習うべき習慣として毎年訪れるたびに感じることです。
さて、カナダのお酒事情は日本と異なり、スーパーやコンビニには、お酒は置いていません。もちろん日本のように自販機でお酒を購入することもできないのが海外常識と言えます。そのため未成年者はお酒を購入することができないのは勿論ですが、カナダではお酒を購入する場合は、Liqours (酒屋) を訪れることになります。街中には多くのLiqours が点在していますが、今回は、地元エアドリーの Liqours の1つを訪れ、日本のお酒がどれほど売られているのかを見てみることにしました。
すると、お店のコーナーの一角に日本のお酒コーナーがありました。予想を超えて比較的多くの種類のお酒が陳列されていました。日本語で書かれたもの、ローマ字で表記されているものと様々ですが、それほど日本との価格差がないことが驚きでした。
お酒は二十歳から。セミナーの皆さんもやがて大人になったとき、多くの海外の方たちとも国際交流を通じて楽しめるようになるといいですね。
明日からはカナダセミナーも後半を迎えます。まずは、セミナー参加者たちから、休日のホストファミリーとの素晴らしい時間を、一番のお土産話として心待ちにしたいと思います。

