第993回 瀬戸内海の島々で2泊~貴重な体験学習!

2014年11月13日

中3の研修旅行は4日目に入りました。民泊先での家業体験を中心に島の人びとの暮らしや営みにふれ、様々なことを見聞して考えられる、かけがえのない一日となります。

 

同時に今日から、中2と高1がともに「学年の日」の1泊行事で出かけました。箱根や富士五湖方面で、秋の大自然を満喫しながら、委員の生徒達も参加して組まれた独自プログラムに沿って活動し、クラスと学年の親睦と交流を広げます。

けさ見送りに行くと、高1は張り切って指示をしている委員の諸君の様子が、また中2は早くから集まり、集合状況が立派だった様子が印象的でした。素晴らしい天気に恵まれて、皆の笑顔が広がっていました。明日の朝はかなり気温が下がるので、体調管理には気をつけてほしいものです。

そのため、今日と明日は全校6学年のうち、半数もの学年の生徒達や先生方が校内では不在となります。校舎を歩いているとさみしいとともに不思議な感じになります。

 

中3研修旅行も概して好天気に恵まれているようです。50軒以上の島の住民のお家にまたがって、昨夜と今夜、宿泊とおもてなしをいただきます。今日は農作業や釣りを中心に家業のお手伝い体験をさせてもらいます。お家によってはみかん収穫、貝殻加工、機織り、お菓子やお弁当作り等のご用意をしていただいています。

私自身は、瀬戸大橋が出来た頃に小豆島へ生徒達と行ったことがあるのみです。瀬戸内海の島々には、素晴らしい自然と景観があり、海の恵みを大事にして営まれてきた住民の皆様独自の暮らしと文化があります。地域によっては開発による危機にも直面しながら、「持続可能な地域社会」の維持と発展をはかろうと、都会から移住した人たちとも力を合わせて、地域の活性化をはかっていらっしゃいます。その姿に直接に接していろいろ深く学んでいこう、ということがこの研修旅行では大事にされ、事前学習にも力を入れていました。

 

生徒諸君は、クラスと学年の仲間との交流や友情を深めながら、今回の旅行で学んだ成果や芽生えた問題意識を、帰ってからじっくりと振り返りまとめてほしいと思います。

今日も、旅行団の先生方から送って頂いたホットな写真にご注目下さい。