第1141回 高校3年生の総合学習~社会を支える人びとの生き方に学ぶ

2015年7月4日

本校では、社会の各界で活躍されている人びとのお力を借りて、在校生の人間観や社会観を深め、行動力を育てる「総合学習」を20年以上続けてきました。中高6年間をかけた系統的な取り組みであり、各学年では生徒の発達段階も踏まえた学習テーマが設定されます。文献や書籍を学ぶだけでなく、クラスや班やグループの取り組みや校外学習も重視されます。社会の多様な現場で人びとに出会い、仕事に接して願いや悩みを知り、貴重なメッセージや問題提起を受ける学びを重視しているのです。

 

本日は、今年度高校3年生の総合学習の概要を紹介します。
テーマは「社会を支えている人びとの生き方に学び、学ぶことの意味を考え、自らがどのように社会に参加していくのかを考えよう」とされています。高3は受験学年なので、総合学習の場面が限られますが、やはり総合学習委員が選出され、候補分野の検討や分野希望アンケートを行い、最終的に分野が決定されました。この間分野別集会が設けられ、講演者の選定、質問事項の作成などが行われました。そして本日、講演会&座談会の本番を迎えます。

 

今回お招きする方々は、7つの分野にまたがります。「国際分野」ではジャーナリストの方、「医療福祉分野」では市民病院の看護師の方、「心理分野」では児童精神科の専門の方、「科学技術分野」では宇宙システム開発の専門家、「商品開発分野」では電機系など商品開発の専門家、「学校教育分野」では文科省給食関係の専門家、「スポーツ分野」では大学ラグビー関係の専門家(本校卒業生)・・・・・・以上の方々です。

 
ご多忙なお仕事の日々を割いてのご来園とレクチャーに感謝するばかりです。質疑応答も交えて、現在のお仕事のご苦労ややり甲斐、今後の目標などを存分に語って頂けることでしょう。高3諸君の進路選択を励まし、社会に寄与するそれぞれ将来の生き方に対して、貴重な示唆やヒントを届けて頂けるものと思います。