本日は午前中の２時間をあてて、中学生を対象とする海外音楽の鑑賞会を行います。国際交流にもつながる画期的な取り組みをご紹介します。

 

台湾のオーケストラである「宜蘭青少年國樂團」の皆さんが来日公演されます。高等学校・中学校・小学校に在学する生徒児童の皆さんによって構成される個性的な楽団であり、海外公演にも熱心な名門です。

今回約６０名の楽団員が台湾の夏休みを利用して日本での公演を行うことになり、そのコンサートの１つを湘南学園で実施して下さることになりました。大学生などで構成される他の楽団員約１５名を加えて、台湾の民族楽器（二胡・楊琴・琵琶・笙・単黄など１０数種類の楽器）を使い、個性的な音色で日本と台湾の歌やアニメソングなど古今東西の音楽を演奏して下さいます。

 

今回の公演は、本校が今年度から実施する「台湾セミナー」の導入に当たる交流の機会でもあります。「日本台湾教育センター」を初め関係者のご協力を頂いてこの春休みに現地下見を行い、そのご縁からこの公演が実現しました。
中学３学年の皆さんにアリーナで鑑賞してもらい、民族楽器を駆使して多彩な音楽を奏でる同世代の人達に接して、日本と歴史的にも深い関係がある台湾への関心を広げ、グローバル教育の一環としたいと考えています。

 

台湾は経済大国であり、日本との経済的な関係も深く、観光で来日される人びとも大勢います。親日的な台湾の人びとの様子も広く報道されています。

本校は、宜蘭の関係者皆様のご協力も頂いて、台湾への海外研修セミナーを開始します。東アジアの近隣にある台湾と日本。その若い世代の相互理解、親睦交流を深めることを願い、この公演がそのきっかけになることを期待しています。


*1　http://svr2.ilccb.gov.tw/main.php?g2_itemId=267より画像引用
*2　http://www.wac.gov.tw/homestyle.php?styl=02&strlink=ActivityDetail04&act_id=1181より画像引用