第1337回 SHONAN GAKUEN SDGs(持続可能な開発目標)の取組み

2017年6月9日

「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」

 湘南学園中学校高等学校の教育的特徴の1つとしてあげられるのが「湘南学園ESD」です。
 
 湘南学園創立80周年の2013年に、中高は「ユネスコスクール」の認定をいただきました。中高ではユネスコスクールを「ESD」の推進拠点として位置づけ、そのグローバルネットワークを活用して、Global Issuesに中高生が果敢に挑戦できるような教育内容の発展を目指し取り組んできました。
 
 教科教育と総合学習の有機的連携をベースに、キャリア教育、グローバルな学び、食育、協働を学ぶ自治活動、さらには生活指導やHR指導などを含め、すべての教育領域において、「持続可能な未来の担い手を育てる」=「湘南学園ESD」教育の理論と実践を積み重ね、その体系化を図ってきたのです。


 「NO one will be left behind(誰一人取り残さない)」(2030アジェンダのスローガンの一つ)

 ニューヨーク国連本部で「国連持続可能な開発サミット」が開催され、193の加盟国により「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全会一致で採択されました。2015年9月のことです。「2030アジェンダ」では、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言及び目標を掲げました。2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実現するための指針としての17のGoals(目標)と169のターゲットからなる「持続可能開発目標(SDGs)」です。

 湘南学園高校2年の取組みでは、「私たちが望む未来(The Future We Want)~人間の幸福それは持続可能か」をテーマに、「SDGs」アクションとして、17のGoalsを「キャンパス SDGs」というシールにして、学内の目につきやすい各箇所を選定し張り出しました。このシールを目にした時々に、改めて湘南学園ESD教育の目標を確認する機会となります。そして、こうした取り組みを継続していくことによって「SDGs」17のGoalsを根付かせ、そのためのグローバルパートナーシップを強めていくことになるのでしょう。

 足元から地球規模の課題に! その確かな一歩として「キャンパス SDGs」行動はあります。